弟を殺す、夢を見る。
何が起こっているのか分からない。
感情が。
途切れて。
涙、も出ない。
何が起こっているのか分からない。
だけど分かることひとつ、要らないんだろう、こんな人間は。
フィルター越しに見る世界は、とても安い。
安価。
な世界と、それに取り巻かれている自分が。
とても一体になれるとは思えない。
だから諦めようとするが、どこかで期待しているんだろう。
殺せないんだ、自分自身は。
肉塊。
それならそれで居れば良いものを、精神が未だに。
残っていて邪魔する、邪魔する。
憎悪と愛情。
執着。
それって全部一緒じゃないの？
今、私なにしてる？
安定。
安定剤を飲む。
爛れた文字を垂れ流すのは得手。
だから続けて、時が過ぎるのをただ待つ。
攻撃の対象を外に向けてみたら、あ！
また失ってしまうよ。
生き続けていく事が、ただ面倒だ、けど。
明日は来るんだろう。
ただまた同じ思いを繰り返しつつ、ならばいっそ。
太陽はまた昇るんだろう。
そして弟は生きている。
全てをヒトのせいにして、隣の芝生は青い。
嫉妬。
それも全部、一緒だよ。
誰か。
誰か。
誰か。
誰か助けて。

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