++今日の塩梅++
DiaryINDEXpastwill


2005年12月20日(火) 残酷な「自由」

どうして食べることから解放されないのだろう。

どうして食べなければ夜、眠れないのだろう。

23:00くらいにいつも眠剤を飲む。8錠。決して少ないとは言えない量だ。

しかしその時から私の悶々とした時間が始まる。

家族がみな眠ってしまうのが25:00くらい。


「過食するなら今だよ」

「今なら誰にも邪魔されずに好きなモノが好きなだけ食べられるよ」


もうひとりの私が出てきて耳元でそっとささやくんだ。

片割れの私はお布団にもぐって本とか読んでる。

だけど心はそぞろ、本なんて文字を追いかけているだけだ。

ただ時間が経つのを待っている。

25:00になって、みなが寝静まるのを待っている。

耳元でささやかれる誘惑にもはや降伏、服従。


サルトルだっけ。

たとえそれが受け入れがたい現実でも、それを選択しているのは
自分以外の何者でもないのだ、とゆーようなことを言ったのは。


フロイトだっけ。

自我にとっての悪夢とは、潜在思考にとっては願望夢だとゆーよーな
ことを言ったのは。


ただ実感できるのは唯一、ここにある釈然としない「自由」!


さあ25:00になった。

思いっきり「自由」を満喫しよう。

食って食って食いまくって、そして全部吐いちゃおう。


「どうして食べることから解放されないのだろう」?

「どうして食べなければ夜、眠れないのだろう」?


ちゃんちゃら可笑しい。

私はそれを選択しているんだ。

私の潜在思考はそれを求めて止まないんだ。

今の私にはそれしか無い。

それしか無い。

そしてそれを支えに、なんとかかんとか、生きてゆくしかない。

情けなくても、見苦しくても、汚くても、ブザマでも。

それが、今の私にとっての「自由」なんだから。


+小梅+ |MAILBBS

My追加