++今日の塩梅++
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ずっと部屋から出ていない。 部屋から出るときといったら、夜中家族が寝静まった頃を見計らって リビングに食べ物飲み物を調達に行くときか、トイレに行くときぐらいだ。 お風呂に○日間入っていない。お風呂どころか、洗顔歯磨きさえしていない。
食べたものは一切吐いていない。 過食症のヒキコモリが一丁出来あがり!だ。
体重はここ数日間で3kg増えた。
だけどだけどだけどだけどね。
もう、傷付くのはイヤなんだ。 ヒトと関わるのはもう、イヤなんだ。
ずっとイヤだったんだ。 ずっとイヤだって思いながら、でも我慢しながらどーにかこーにか誤魔化してやってきたんだ。
怖いんだ。 怖い。 怖いの。 怖いんです。
ヒトを傷付けるのも、ヒトから傷付けられるのも、もううんざりなんだ。
甘えてるって言われても、頑張れって言われても、出来ないんだ。
高校生時代の夢をよくみる。
愛想笑いが出来なくて、連れションとかも意味分かんなくて。 女子校だったからオンナの塊があちこちで群れて、キャハハハって笑い声たてて。 結局ホントに「友達」って言える友達は、1人しか出来なかった。 1人でも出来たから、良かった。 でもそのコはみんなの人気者で、私はしばしば独りになった。
離れていく。
離れていく。
私を置いて、そのコもみんなと一緒になって、私を独りにして。
離れていく。
目が覚める。
絶望感で胸がいっぱいで苦しくて虚しくて、なにより惨めで。
確かめる。
私はもう高校生じゃない。 部屋を見渡す。 グチャグチャに散らかった部屋で、半身を起こして、確かめる。
私はもう、大人だ。
ホッとする。
涙が出そうになる。
でも出ない。 出さない。
枕元にある、ミニドーナッツを食べる。
甘い。 使い古された油の香りと、ブランデーみたいなお酒の匂い。
甘い。
ドーナッツは、プリンは、アイスクリームは、チョコレートは、裏切らない。 口に入れると確実に、甘い。 もはや美味しいとか分かんないけど、確実に、予想通りの味がする。 裏切らない。 そして私を肥えさせる。 予想通り、肥えさせる、太らせる。
裏切らないもん。
食べ物は。
人間と違って、予想通りの動きをする。
裏切らない。
予定調和。
だけどどこかスリルがあって。 それは体重の上下の変化。
3kgなんて、すぐ元に戻るよと言う方もおられるだろう。 ってゆーか、そんな生活してるから太るんだよって。 お前痩せる気、ねーだろって。
私はアンタ達みたいな人間がダイキライだ。 寄るな。 触るな。 干渉すんな。
こうしてヒトとヒトの確執は生まれてゆきます。 私は、それを放棄したいと思い、この部屋から出ることを放棄している。
もう数日すれば、私の脳内コンピューターも動き出すでしょう。 今日はこうして日記書いてるし。
復活したら、お風呂に入ろう。 ○日間の垢を落とそう。
カラダのあちこちを起動させよう。
私は決して不幸じゃない。 幸せですかと問われれば、幸せですと答える。 そう決めている。 満面の笑みで。 そー答えてやるのだ。
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