気まぐれ日記

2004年07月15日(木) この子どこの子この子猫

 今日学校で子猫を見つけました。
 子猫…いや、成猫と子猫の中間くらいだったかも? 1号館を突っ切ってドアをあけたらその子がいたんですが、「逃げるかな」と思って目を合わせたら普通にてこてこと近付いてきました。

 か、かわいい…。
 それにしても都留(少なくとも大学周辺)はやたら猫が多い。野良だか飼いだかははっきりと区別がつかないのが多いけど、どちらにしても、人懐っこいのよりは近付いて来るとわかった瞬間さっと逃げる方が多いような気がします。

 その猫は野良かなあと思ったんだけども、この辺をうろうろしてる猫の割には(偏見)顔だちもスラッと整っていて、サラサラでやわらかい毛並みをしていました。
 でも右肩の辺りにごっそり毛が抜けた跡があって、しかも点々と赤い所があったので、多分これは自然に抜けたものじゃないんでしょう。体つきもなんだか細っこくて、さわっているうちにこれは飼い猫じゃないなと確信しました。
 授業が終わってからもう一度同じ場所に行ったんですが、その時は見当たらず。近くにキャットフードらしきものが残った器があったので、誰かが面倒をみてくれているようでした。その猫があんまりにも軽そうだったので、お腹を空かせてうろついてるなら無理にでもうちに連れてきてツナ缶をくれてやろうと思ったのですが、とりあえず心配なさそうです。
 ツナ缶、お腹ぺこぺこの猫はほんとにまっしぐらで食べるからなあ…2缶ぐらい、ぺろっと…。あんたのおかわりどころか、もう私の分すらないんですが?( ̄ー ̄;)みたいな。



 ところでふと思ったのですが、猫ってどうして痛かったり辛かったりして(るだろうと思われて)も、一切表情に出ないんでしょう。
 あれは絶対痛いに違いない!!と思ったんだけど、顔を見ても痛そうでも何でもない様子…。
 もちろん他の動物だってそう表情豊かな訳ではないけども、例えば犬と比べれば、犬の方がいくらかでも気持ちが顔に出てるような気がするのです。猫に比べて黒目がちなのと、呼吸というか温度調節の仕方のため口角が下がって開いている(緩い)ことが多いからかなあ、なんて学校帰りに考えてました。

 犬って、哀愁ただよう表情をすることがあるなって思った事ありません?あとは、嬉しい時はほんとにうれしそうとか。。。顔だけじゃなく体で表現してるとこも多いですけど。
 猫も、なんだかとぼとぼと歩いてるのを見ると、哀れだなあ…と思う事もしばしばです。が、いきなり顔だけ見せられてどうかって言われても、多分よくわからない。「猫目」というだけあって嫌でもきりっとした目つきをしてるし、犬に比べて口元も小振りできゅっと締まってる。そう、どうしてもプライドの高そうな顔をしてるってことなのかな、猫って。

 でもなんというか、その強がりみたいなのもかえって哀愁を誘う要因になるのかも。あの表情で必死に鳴かれると、猫好きなら放っておけない気持ちになりませんか?


 ちなみに犬の場合は、鳴きもしないでうなだれてるか、ぼんやりとした顔で遠ーくを眺めてるような時の方が背中に哀愁を感じます。
 何かこれって、猫の事例も犬の事例も含め、何か人間にも通用するツボのような気がしてきた…。どうなんでしょう?


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