気まぐれ日記

2004年09月30日(木) 昨日の夢

 昨日の夢なら昨日の日記に書けよって感じですが、今思い出しました。
 何だかせつないというか不思議な夢だったので、覚えておきたくて書くことにしました。
 ただし夢って理路整然と書こうとするとするっと逃げちゃうので、書き残しづらいですが…。


 始まりはどんなだったか覚えていません。
 登場人物は自分と家族でしたが、幾分自分の歳が今より幼かったような。
 思い出せる限りでは、始めはどこか街の本屋にいました。
 普段本屋で売ってないものがあって、嬉しかったのかそれを並べ替えておいたら帰り際に店員さんに注意されました(汗)
 今より年下になってたはずなのに、探して買った雑誌はだいぶ大人向けのファッション雑誌だったような…(--;)

 その後少し記憶が飛んで、気付いたら今度は少し田舎のような駅にいました。
 他に人はいなくて、うちの家族だけです。
 本屋から帰る時は車を運転してたはずの父もいません。母と自分と兄妹の4人。
 で、子どもたちは気ままにうろうろしてて、母がそれを眺めてて、そのうち電車が来て… その後乗ったはずなのですが電車に乗った所は記憶にありません。

 気がつくと我が家らしき所に帰ってきていました。父も祖母もいました。
 その時見た自分の姿は、来ているものは普通なのですが、なんだか病人のような感じでした。


 どうも、わたしは今日が峠らしい。


 さっきまでのおでかけは私の最後のおでかけだったようです。特に深い意味はなく、始終にこにこしてました。
 弟がさりげに心配そうな言葉をかけていました。「姉ちゃん、今日が最後なんだね」とかなんとか。
 そうしてしばらくして、ぼちぼち疲れたから休むね、というようなことを言ってベッドに向かいました。ここでいう寝るということは、つまり最期であるかもしれないということを意味しているようでした。母は泣いてはいませんが、何か悟ったような顔をしています。母だけでなく自分を含めた家族全員がそんなような雰囲気でした。
 私は特に今日で終わるような感じもしていなく、ぼんやりとまた起きて来るんじゃないかなと思っていました。でも過信していた訳でもないので、母に「もしこのまま起きて来なかったら、○○さんに伝えてね」と、冗談なのか冗談じゃないのかよくわからない雰囲気で言っていました。
 どうやら一番大切な人には今日の事を言っていなかったようです。
 そうして私はそのままの格好で布団に入りました。


 その夢の記憶はそこで終わっています。
 あの後自分が起きたのか、起きなかったのか、想像しか出来ません。
 多分、起きなかったんじゃないかなあ、と思っています。夢の中の自分は起きるだろうと思っているだろうけど。


 その後続けざまに自分が走り回っている夢を短かめに見ました。
 その中ではもう大学生で、夜も更けているのにどこか目的地を目指して家の外に出てしまって…でも、週末でコワイお兄さんやお姉さんがあふれていたので、目的地には着いたけども目的を果たせずにすぐ引き返してしまいました。
 すると、入り組んだ土地だったので帰り道がわからなくなって、というか行く時も一苦労した場所だったので、(行きはなんとか行けるんだけども帰りは行き止まりになってしまう)どうしようか困っていると、「帰れなくなったのか、じゃあここをくぐっていけば向こう側に抜けられるから」と蔵の中へ案内してくれる小柄で黒髪の人の良さそうなおじちゃんに会ったのですが、おじちゃんが指している指の先は崩れて穴の空いた土蔵の壁で、繋がっているかもしれないけどどうみても抜けられそうにない感じ…というところで、そっちの夢も途切れました。


 うまく言えないですが、不思議な夢でした。
 前半なんか、思い出して考え込むと涙腺がゆるみそうになりますが…そんな悲しみが日常に溶け込んでしまっているような。
 初めから結末がわかってこの日を迎えているような。
 途中、私が眠りにつく前に実家の近所のスーパーで買い物をしていた場面もあったような気がしますが、時間軸がよくわかりません。
 後半も別物なのか続きなのかよくわからなかったし…


 なんにせよ、不思議とインパクトの強い、妙に印象に残った夢でした。
 意図する所はよくわかりません。なんせ、夢ですから。

 多分、意味はないんだと思います。


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