たとふれば こころはきみに よりながら

2005年08月29日(月) 現状認識 女性編

 よく「女としての自分」みたいな言い方をする。
 妻と母の役割ばかりで、「女として」は、どうのこうの。

 いつも疑問に思う。
 そういう言い方をするときの「女」って、いったい何だ?
 「妻」「母」も女だろ?
 へりくつこねたいわけじゃない。
 素朴な疑問だ。

 たぶんそういうときの「女」って、
 「妻」「母」みたいな立場という名のオプションを
 はずした時の「女」なんだろう。
 けれど、そこには、なんとなく「男」との関連が、
 背景についてきてる感じがする。

 それは、言い換えれば、
 「男」という立場からみれば、
 「女」の特徴が際だつので、わかりやすいのかもしれない。


 前置きが長くなった。

 わたしは、「『女』としては魅力がない」とずっと思ってきた。
 詳細ははぶくが、容姿しかり。内容しかり。

 今思い返せば、そのこと自体より、
 そう感じることからくる内面のゆがみが
 問題だったかもしれない。
 でも、既婚者となってからは、
 そのへんに意識が行くことがあまりなく、
 それはよかったと思う。

 不思議なことに、このネット世界に出逢い、
 歌好きの自分を取り戻した。
 実年齢がかわるわけではないが、
 若い頃の自分が一部よみがえった気がする。
 それは、とても楽しいことなのだが、
 同時に、若い頃のマイナス感情(コンプレックス)も、
 同時に呼び戻してしまったようである。

 それは苦しい部分もあったが、
 「そこまで思うんだったら、努力してかえるか、
  開きなおるか、どっちかにしろ!」と
 気づくことができた。
 
 そして、ある程度、努力できた部分もあったと思う。
 例えば、dietもそう。
 あと、
 メイクは下手でも、スキンケアはそれなりに・・・とか(笑)

 わたしは、俗にいう「女らしさ」に欠けるところが
 もともとある。
 でも、妙なところは、やけに女っぽくて困る時がある。
 (マイナス面で、女っぽい)

 時々、性別が重荷に感じ、
 性別をとりはらってしまいたい時がある。
 男になりたいわけじゃなく、「人と人」として、 
 人と関わりたい気持ちだ。

 それでも、「女っぽさ」に対する憧れのようなものが、
 どうも心の奥に深くあるようだ。
 その部分は、もてあましぎみなので、
 できれば創作に昇華するとかプラスに転化できればいいと思う。

 たぶんその深いコンプレックスは、
 ある程度満足できる作品を生み出すことができたら、
 きっと抜け出せるんではなかろうか。
 そう思っている。
 
 だから、死ぬまでに、
 無名でもいいから、自分が納得いく作品を
 生み出したい。

 作品?
 それは、詩(詞)? 曲?
 何になるだろうね。  


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