2004年09月27日(月) |
今更ながら、おはぎとぼたもち |
しかし、急に冷えましたね。 うちのははさまはとっても寒がりなのですよ。 で、今日うちに帰った時に暖房が点いているのには驚いた。 それはまだ早いだろう…。歩いてうちに帰って結構汗だくなのに暖房が点いているという季節がやってきました。 きっとうちだけだよね。
彼岸過ぎたら本当に寒くなってくるのには、ホント驚きますね。 季節ってうまくできているんだわ。 そういえばお彼岸に食べなかったおはぎが今更ながらうちにありまして、今日美味しく頂きました。 そうそうおはぎとぼたもちの違いってなに? って気になったので調べてみました。
おはぎとぼたもち、秋は萩の花に見立てて作られたのでおはぎ、春は牡丹が咲く姿を見立てたのでぼたもち。 このくらいはみんな知ってますよね。
また春の彼岸は農作業が始まる時期で、秋の彼岸は収穫の時期にあたることから、春には収穫をもたらす山の神などを迎えるためぼたもちを、秋には収穫を感謝しておはぎを作ったのだそう。 あずきの赤色には、災難が身に降りかからないようにするおまじないの効果があると信じられていて、古くから邪気を払う食べ物としての信仰が先祖の供養と結びついたらしい。
仏教では彼岸は悟りの境地を言い、彼岸中は仏道修行に励む訳ですが、 日本では先祖を慰め、自分自身の功徳を積むためにぼたもちやおはぎを捧げたのだそうです。だから本当は、自分たちで食べるものではなかったんですね。 食べるようになったのは江戸時代からなのだそうです。
難しいことはこの辺にしといて。 大きさは、小さい萩の花になぞらえておはぎは小さめ、牡丹の花は大輪なので大きく作ったそう。 ではこしあん、つぶあんの違いは? 小豆の収穫後に柔らかいマメを使って作ることが出来る秋は皮も一緒に使えることから「おはぎがつぶあん」、春先の固くなった皮をこして柔らかくしたことから「ぼたもちがこしあん」だったそう。 今は保存も製造技術も発達しているのでどちらでも作ることが可能になったそうで、いろいろ出ているのだそうです。
じゃあ、夏と冬は? そういい方があるのだそうです。 夏は「夜船」 冬は「北窓」
おはぎにしろぼたもちにしろ、うるち米ともち米を混ぜて、すりこぎで半分潰して作りますよね。つまり、もちをつかないということで、お隣でいつついたのかわからないことから、夜船は船着場にいつ着いたかわからないというように発展して、 「搗(つ)き知らず」 → 「着き知らず」 夏は「夜船」
同じくいつついたかわからないということから発展して、 「搗(つ)き知らず」 → 「月知らず」となり…。 月の見えない窓は北側ということで、冬が「北窓」
夏は屋形船、冬は寒い冬の北側の窓。 春は牡丹、秋は萩の花。
昔の人は想像力豊だったんだな〜なんてつくづく思います。 しかも1つの食べ物に4つも名前をつけちゃうなんて…。
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