左手に火傷
右手首に傷痕
左腕に縫合糸
胸の中心 ずっと奥底 誰も触れられない核心 私の最期の約束
+ + +
身勝手さに嫌気が差す。 自分のこの勝手な感情。 何に苛立つのか それさえ判らずに 苛立ちをぶつける前に そっと消えたいと願う。
何でも話せるなんて 理想もいいとこで 結局、何もかも話してしまえるのって 自分に余り関係の無い人間だったりする。
傍に居すぎて 見えなくなるよ、いつか。
欲しかったのは何だったか 温もり?人肌?只、縋れたらいい何か? 貴方に触れて 判らなくなる。 私が貴方を愛してるのかが。 貴方が私の何を愛してくれてるのかが。
ねぇ。 何をみてるの。
苦しい 怖い 哀しい 虚しい
眼前に広がるのは空虚。 掴みようの無い、 振れる視界。
いつか 貴方を映さなくなる日が来たら−。
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