叫びだしたくなる。苛立ちが余りに募ると消化しきれなくなった頭が胃が嘔吐を繰り返すみたいに何かが喉元をせり上がる。言葉はバラバラになっていてその何かは言葉にならない。声にしようとも音にならず嗚咽だけが溢れ出る。叫ぶ名を手に入れた筈なのにアナタの名を叫び呼ぶことはない。私は何の為、此処にいるのだろう。どうしてアナタの隣にいるのだろう。