限定鼓動

2006年03月26日(日) お留守番。

明日は弟のお引越しな為、愛犬のお世話係にあたしが居残り。
どこかに預けようとしたんやけど、いつも面倒みてくれる親戚は
今回、平日なので仕事で無理。
ペットショップに預けるのは祖母が嫌がります。
じゃぁ連れてけば?ということになってたのですが、
引越し先の弟のアパートが動物ダメだ…とのことで、急遽
昨日になって一緒に手伝いに行く筈だったあたしが居残り。
でも誰も気にしてくれなかったけど、
このアパートも一応、ペット禁止なのだけどね…。
まぁ、入居が決まったばっかの弟が知らない土地で追い出されては困るので(笑)。
ちっちゃい犬なので、別に走り回るのはいいのだけれど
時たま、駐車場に入った車の音に反応して吠える。
余り吠えない子なので
単純に誰かが帰ってきたと勘違いして吠えてるようですが。
吠えながら階段下の玄関まで走っていくので、捕まえるのに必死です。
周囲がうるさく思ってないかヒヤヒヤしてます。

仕事後に祖母の家に行って、祖母と弟と愛犬を連れて実家へ。
祖母が駐車場までコンポを運んでいるのに(勿論、弟の引越し準備)
弟、愛犬を連れてスタスタと車へ。
何て孫でしょう。
これは70超えた祖母が持てるような代物ではありません。
だって、あたしが気に入って買ったデザイン重視のやたらかさばるコンポだもの。
さすがに呆れました。まぁこの弟には散々呆れてきたのだけれど。
姉が姉なら弟も弟。
この姉弟には祖母も苦労し通しでしょう。
ちなみにコンポはちゃんとあたしが運びました。
実家に着いても弟は何もせず、声も発せずに自室へあがっていきました。
そして仕事終わりで疲れきった父親がコンポやらテレビやら
荷物として送らなかった周辺機器を車に積みこんでました。
まぁ、友達皆が県外へバラバラになったようで
受験が終わって数週間してからは、ずっと凹んでいて
何やら、辛くて寂しくて仕方ない様子だったので、
こんな時くらい放っておいてやろうか、と自分のこととは云え
余り気乗りでない引越し作業に積極的でないことには
誰もこれといって説教もしなかったのですが。
弟の友達も同じく、全員憂鬱で元気なかったようです。
…これが友情かもね。

あたしが卒業するときは、悲しみなんてひとつもなかったよ(笑)。
浪人決定してたにも関わらず、悲観もせず
浪人なんてちょっと楽しいなーって云うかフリーターだ、と
精力的に仕事してたあたしとは違い過ぎます。
弟はあたしと違い社交的で、誰とでもすぐ打ち解ける。だから友達も多い。
それでもあたしと似たところがあるようで、
特に気の合う仲間を常に維持して、深い親交を持つのです。
だから余計に悲しかったのでしょう。
付き合いが長く深かった分、初めて別れる距離はちと長いようです。
あたしには高校のとき、そこまで悲しめる人間との付き合いはなかったからね。
今でこそ、たった一人と云える連れが居て
それなりの遊び仲間がいますが。
高校のときは、人間関係を築くことすら鬱陶しかったから。
それは今でも変わらないけれど
仕事では人間関係を維持しています。
それは、必要を迫られた仕事の一つ、であるからでしょう。
だから学校ではしない。
学校だって必要を迫られた場であると思うのですが、
仕事じゃないから、という甘えが出るのです。
来年までには、その甘えを克服できますかね。
と云うか、根本的な人間嫌いを治すべきなのですが。


 ≪ back  index  next ≫


陽 [MAIL]