限定鼓動

2006年03月28日(火) 薬物依存

ちょっとしたきっかけがあって、薬を頓服のレキソタン以外
止めることになりました。
レキソタンの他に出てたのは、
コントミン、リスパダール、テトラミド、ハルシオン、吐き気止めのナウゼリン。
医師は前々からハルシオンを消したがってましたし、
この際だから、と思い立ったのでしょうが。
提案されて、大丈夫?無理?と訊かれ
じゃぁ止めてくださいと云ったのは自分自身なんだけど
診察室を出た途端、激しく後悔。動悸が止まない。

そもそもハルシオンだって、効くから貰ってた訳でなく
睡眠薬の中でも比較的小さく、愛着の湧く色だったからで
単純に色形を愛してただけのこと。
1錠2錠じゃ、何の作用もない。
それなら多分、ハルの前のレボトミンやロヒの方が効いた筈。
ただ、余りに薬が効かないので、色々試して頂いた中で辿り着いたハルシオン。
もともと、嫌な記憶にはストッパーをかけるようで
記憶障害なんて症状はしょっちゅう起こしてましたから
副作用や誤った使い方で健忘が発生するハルシオンは
あたしに不向きであったのです。
取り敢えず、ハルシオンは諦めましょう。
飲んで眠れる訳も無し。
けれど全部止められたら、不安は煽られる一方です。

でも薬薬云うんも、治る気ねぇのかと思われるのも嫌だったし
薬が減るのは喜ばしいこと、と受け入れないと、
根本的なところが治ってない気がするよ…うん、薬は減ってよかったんだ
と思い直そうとしてます。
飲んでない日だってあるんだしさ。
飲んでも眠れない日は眠れないし、眠れるときはどこでも寝ちゃうじゃん。
とか色々考えてますが、
処方されない=手元にない、ということが不安を煽るのです。
この依存的な感情をちゃんと伝えるべきだったかな、と後で思いました。
処方されるにしてもされないにしても。

帰ってきて、それを報告しましたところ、大変喜ばれ
複雑な胸中。
お前も嬉しいだろ?と訊かれ、曖昧にしか頷けなかったあたしを
どこまで見逃してくれたでしょう。
そんなに喜ばれたら、何も云えなくなってしまう。
こんなにも不安で動悸が止まないことも
薬を戻して欲しいなんて考えてることも。
依存がついてしまったのかな。
ただ飲む飲まないに関係なく、手元にないのは怖いのです。

誰もが喜んでくれるでしょう。
やっぱりあたしには、胸の内にひっそりと秘めてあった方がよいことが
たくさんあるようで
治りたい、と思うのと
何をどうして治すの?という問いかけが延々と頭の中。

あたしの病名は、過適応。
その他、様々な精神症状を併発。自傷あり。
けどね、あたしが思うに、やっぱあたしは、社会不適応者なんだと思うよ。
過剰適応だなんてね、似合わないよ。




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陽 [MAIL]