微か遠く滲むような雨音 涼やかな風が少しだけ過ぎる様 君がくれた思い出に 少しだけ別れとお礼を云いにきたんだ どうか聴こえているのなら 返事は要らないただ 僕の声を聴いて 雨が止むその時にきっと 笑顔で君に報告できると思うんだ
ずっと忘れようとしていた 記憶の片隅に追いやるように 君を失った日を 何より鮮明に覚えているのに たとえ 僕のこの眼が光を失っても僕は云えるよ 君を愛していたし 今でも君を想い続けている 少しだけ変わったことと云えば 愛する人ができたんだ 最上に愛せる喜びを ねぇ…思い出したんだよ
こんどの休日は君に 花を手向けにいくよ だから それまで待っていてくれたらいいな 想い続けているよ 君の事を 君と過ごした最期の週末を ねぇ 僕の幸せを喜んでくれるかい
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