限定鼓動

2010年06月10日(木) no titled

アナタがあたしに話した幾つが嘘で
幾つがアナタの本音なのか
あたしには理解し切れないけれど

アナタの
声を潜めた叫びのような
心が零した悲鳴のような

そんな音が
聴こえた気がした

それは勝手な思い込みで
例えばいつも強気なアナタに云っても
アナタはまた
何でもないような顔をして
あたしを笑い飛ばすのだろうけど

アナタを
決して理解してはあげられないけど
そんな驕ったことは云えないけれど

少しは見えるよ
少しは聴こえる

だから
嘘ばかりで覆った僅かな本音を
あたしに聴かせて

あたしはアナタの言葉を
聴き逃さないから


 ≪ back  index  next ≫


陽 [MAIL]