限定鼓動

2012年05月08日(火) カナシミブルー

貴女の笑顔を見た瞬間
その綻んで三日月になった眼が
あたしに向けられた瞬間

『嗚呼、この人か。』

アナタが選んだのは。

『嗚呼、この笑顔だったら、』

仕方ない、と、思った。

すんなりと
静かに物が落ちる音がして

あたしの心は、壊れる前に治まった。
貴女に、微笑い返してた。


アナタが愛して、仕方がない人だ。



泣きそうに綻んだ口許を
今度は、
誰にも見せずに済んだ。



 ≪ back  index  next ≫


陽 [MAIL]