ぶらんこ
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2005年05月22日(日) blessed

 
 海へ行こう。

 車があるってなんて素敵なこと。
 車を運転できるって、なんて素晴らしいこと。
 神さまありがとう。
 車がなければ、運転できなければ、
 こんな遠くまでひとりでやってはこれません。
 


大好きな海を見ながらにへらにへらと運転していたのだけれど、途中でパンクしてしまった。
なんてこと。見事にぺっしゃんこ。
よくまぁこんな状態で走れたモンだ、というくらいに。


パンクなんて初めてのことで、ちょっとパニックになってしまう。
スペアタイヤはある。でもジャッキがなさそう。(あっても使えないけど)
とにかく誰かに電話しよう。あーケイタイを持ってて良かった。
なのに電話が通じない、、、。圏外でもなさそうなのに(柱は3本立っている)、どこへかけても話中だ。
どうしよう、、、と思っているところへ、たまたま工事のお兄さんがやってきた。
なんてラッキー。彼はわたしの話を聞くと、鍵のかかった事務所を開け、電話を貸してくれた。
彼曰く、「ここらはケイタイは繋がらない場所」なのだそうだ。
ありがとう、お兄さん。


それにしても、JAFに入ってて良かった。
というよりもその前に、出かけるとき、お財布のないのに気付いて職場に取りに戻ったのも良かった。
お金はともかく、免許証もJAFの会員証もお財布の中だったからね。あー良かった。

電話でなんとか場所を説明し、JAFに来てもらう手配が出来た。
パンク修理は出来ないけれど、スペアタイヤをはめてくれるらしい。
「1時間くらいかかるかもしれませんが・・・」
市街地からはかなり離れたところなので、とのことだった。
そうだろう。ちょうど大隅半島を横切る感じで通ってきた峠道の頂上あたりだったもの。

JAFを待っている間、ぷーちゃんを連れてちょっとそこらを歩いた。
山を少し下っていくと、下のほうに人家がちょびっと見えてきた。小さな集落。
木々で覆われているけれど、底のほうから、川の水の流れる音もした。
それから車のほうへまた戻り、木陰に座ってぷーちゃんをブラッシングすることにした。
夕方でもないのに、ヤブ蚊がたくさん飛んでた。
そんなこんなで時間を潰してたら、JAFのおじさんがやってきて、さささっと作業を済ましてくれた。
ジャッキと工具さえあればわたしにも出来たかも。買っといたほうが良いかもしれないなぁ。。。。
さて、スペアタイヤは思っていた以上に貧弱だったし、なんとなく怖かったので、もう家に帰ることにした。
本当は水平線から昇ってくるお月さまを見る予定だったのだけれど。


ということで、今日はタイヤ修理をお願いするためにイエローハットへ出かけた。
ところが、修理よりも交換を勧められてしまった。うわー。
修理できないことはないけれど、タイヤの中のワイヤーが切れてるおそれがあるから、と。
それはとてもとても、危険な状態なのだ、と。
「これ、パンクしてからかなり走られたんだと思いますよ。」
なんてこと。。。。まったく、気付かなかった。です。。。。。。。。。
しょうがない。命には変えられません。交換してください。
ホント。命拾いしたみたい。
あのまま走っていたら、わたしもぷーちゃんも大事故で死んじゃってたかもしれない。


運転するとき(どこかへ遠出するときなんかは特に)、自然と感謝の気持ちが湧いてくる。
わたしの場合、車を運転していること自体が奇跡みたいなものだから。
アメリカでも、日本に戻って来てからも、免許取得には(今だから笑って話せる)相当のドラマがあった。
なので、今でも、運転するときには神さまにお祈りをする。
神さまありがとう。今日もこの車とわたしたちを護ってくださいますように。
何事もなく無事でありますように。
すべて良いようにしてくださいますように。



写真は、国道448号線の、内之浦町に入ってしばらく行ったところ。
拡がる海を見て思わず車を停めて撮った、一枚。
この写真を撮り、さて車に戻ろうか・・と振り返ったときに、パンクに気付いたのだった。。。。

たぶん、神さまが良いようにしてくれたのだと思う。
まだ生きなさい、ということなのだと思う。
いや本当に。

神さまありがとう。




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