ぶらんこ
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バッサリと。 ・・・ということもないのだけれど。
昔、ものすごく長い髪の女の子が主人公の漫画があった。 タイトルは忘れたけれど、確か岩館真理子のやつだったと思う。 女の子は両親を事故かなにかで失くしてた。以来、ずっと、ひとりきり。 彼女は髪をずっと切らないで伸ばしていた。「この髪だけが、遠い記憶を持ってるから。」という理由で。 おぼろげだけれど、そんな感じの内容だったと思う。 物語は、そんな彼女を理解してくれる優しい恋人が出来て、ハッピーエンド。だったよな。。。 なんだかこうして文章にしてしまうと非常に陳腐になってしまうけれど、とっても素敵な絵だった。 わたしも髪を伸ばすんだー!などと思ってしまったし、こんな風に長い時を経ても、ふとフラッシュバックがあったりする。 漫画家ってすごいなぁ、と思う。絵描きであり、物語作家でもあり。。。。
人間の身体というものは、ひとつひとつの細胞から出来ている。 その細胞らがそれぞれ、皮膚であったり筋肉であったり赤血球であったり脳であったりする。 それら細胞は成長し、あるものは成長をやめ、あるものは分裂する。 部位によってその寿命も違ってくるらしいのだけれど、人間の身体の細胞のほとんどが約1年で入れ替わり、 すべてが入れ替わるのには約3年かかる、とされている。 (このことをきちんと調べたいのだけれど、解剖学の本がどうしても見つからないので、本当のところはよくわからない。 すべて、と言っても、髪の毛や歯、或いは爪といったものは含まれないのだと思う。)
どちらにしても、わたしたち人間の身体というものは、おのおのの細胞によって構成されている。 この一瞬にも、身体のどこかで新しい細胞が生まれ、同じように古い細胞が死んでいく。誰に命令されるわけでもないのに。 たぶん、細胞ひとつひとつには、なんらかの法則が働いているのだと思う。 それは何も人間だけでなく、植物であっても。 細胞には「心」のようなものがあるのかもしれない、と、誰かが言ってたけれど、きっとそうなのだと思う。 心。或いは、意識。ある本によると、「意識のひらめき」と書かれていた。
記憶にもっとも関与しているのは、脳細胞。。。かなぁ。 脳については(も)、未知の部分が大きいので、本当のところはどうなのかわからないけれど。 でも、脳細胞が死んでその記憶も消えてしまうか、というと、そんなことはない。 たぶん、古い細胞から新しい細胞へと受け継がれるのだろう。 だから人は、ある程度の記憶を持ち合わせているものだし、前世の記憶さえも持っている人がいるという。 死んでしまって、その肉体が滅びても、記憶(意識?)は生き続ける。たぶん、それがその人にとって必要であれば。なのかなぁ。。。。 そうなると、髪を切ろうが切るまいが、あまり関係ないのだな、なんて思ったりして。
でも、わたしが欲しいのは、「記憶」よりも「意識の拡大」だなぁ。 芸術家(表現者)と呼ばれる人たちって、そういうことを経験しているような気がする。無意識であっても。
うーん。。。。何を言いたいのか、よくわからなくなってしまった。。。。笑 まぁ久しぶりに髪を切って、なんとなくいろいろと考えた、ちゅうだけ。かもね。
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