ぶらんこ
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2005年06月19日(日) 夢をみた

吐きそうなくらい 落ちそうなくらい エロに迷い込んでゆく
             おかしな ユメですが リアルなのだ 本気でしょ?
                                 ♪『夢追い虫』 草野マサムネ



夢をみた。

あけがたに一度目を覚まし、その後におなじ夢の続きを見た。
それくらいはときにあることなのだけれど、この夢、実を言うと前日からの続きだった(!)。
我ながら感心。。。そして素直に感謝。
それから、夢というものはやっぱり不思議だなぁ。。。と思う。


精神科医のユングは、“ひとの夢は深層意識下ですべて繋がっている”というようなことを言っていた。
たぶんそれが、集合無意識。或いは普遍的無意識。だったかな。。。

もう随分前になるけれど、精神科でバイトしていたこともあって、ユングの分析心理(夢分析)についての本をよく読んでいた。
自分自身が夢の記憶を鮮明に持っていることが多かったということもあったし。
でも、この「集合無意識」という存在を知ってからは、ちょっと怖ろしくなって、それ以上、深く読むことをやめてしまった。
なぜだかわからないけれど、ちとヤバイ感じがした。
そのことを知っていたような、どんどん近づきつつあるような。。。なんとも妙な感覚だった。
正直なところ、自分も患者さんたちの領域に入りつつあるのかな・・・とさえ、感じたものだ。
たぶん無意識(個人的無意識?)にも、脆い自分(自我?)を護ろうとしたのかもしれない。


最近になって、シュタイナー(ドイツの哲学者)も似たようなことを言っていたことを知った。
彼は、『ひとは眠るとアストラルボディと自我がエーテル体と肉体とをベッドに残して宇宙に行き、そこで同じようにしてやってきた人達と交流する』
と言った。「宇宙」という箇所は、「霊的世界」と言い直しても良いらしいし、「自我」という言葉も厳密には違うみたいだけれど。
そして、その記憶は肉体に戻ると同時に忘れるようになっているのだが、向こうでの体験がかすかに記憶として残っている場合もある、ということだった。


ひとは眠っているときに魂が抜け出て、いろんなことを経験している。
という話も聞いたことがある。
それが本当かどうか、実際には証明することも出来ないのだろうけれど、そうかもしれないなぁ、と、わたしは思う。
夢のなかの出来事は、魂が経験していることなのかもしれないなぁ。。。と。



今朝の夢は現実にはあり得ないことのようでいて、でも魂のレベルになると、真実であるような気も、しなくもない。

なーんて。
ただの願望かもね。でもリアルだったなぁー。今さっきまで実際に触れていた、両の手の感触までもが残ってたもの。
わたしの魂はそれを望んでいるのか、それとも肉体と心を持つ「わたし」を癒すためにそういう経験をしてくれたのか?

どうでも良いけれど、どんな夢でも、ただ映画を見るように楽しみたいものだ。。。と思う。(ちょい強がり)






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