ぶらんこ
index|past|will
先日、去年の暮れに亡くなられた患者さんの奥さまと久しぶりにお会いした。 ようやく片付け始めました、と、笑いながら泣いておられた。 懐かしい笑顔だった。 わたしもまた、くしゃくしゃになりながら笑った。
ちょうどその日は、受け持っていた患者さんの初七日だった。 不思議な繋がりというか、大きな流れみたいなものを感じた。 抗う。逆らう。流される。 流れる。 行きつくところは「終わり」なのか「はじまり」なのか。
今日から受け持つことになった患者さんもまた、そのときを迎えようとされている。
|