ぶらんこ
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2011年08月08日(月) 夢のまた夢

友人まりえとキャンパス内を歩いている。
彼女は休講になったことでとても浮かれている。
この空いた時間にシャワーでさっぱりしようという話になる。

まりえに連れて行かれたシャワー室には、幽霊が出ると言う。
「凄く怖い思いをした人がいるって。そういうの、信じる?」
彼女はまだそういう目に遭ったことはないらしい。
わたしは、信じないことはないが自分は大丈夫だと思う、と答える。
信じ過ぎることと信じることとはちょっと違う。感じたければ感じる。見たければ見える。
わたしは感じたくないし、見たくない。だから感じない。見えない。そういうモン。
まりえは、良かったーじゃぁ自分たちは大丈夫ね!とか言いながらはしゃいでいる。


突然、叫び声が聞こえる。
まりえとふたりでその声のほうへ向かう。
恐怖におののいた女の子が、叫びながら、明らかに何かに抵抗している。
が、何も見えない。何も感じない。
何かそこにいるのだろうとは思うのだが、どうにも出来ない。
なんとか助けてあげたくて、まりえとふたりで祈りの言葉を唱えようとする。が、ふたりとも気が動転してしまって、なかなかうまく唱えられない。


そうだ彼に頼もう。
突然思い立って、その場を後にする。
まりえは気が狂ったようにわたしを呼んでいる。どこに行くのー行かないでー!


走って外へ出ると、幼馴染みのコウイチロウがちょうどこちらへ向かって歩いて来るところだった。
なぜなのか?彼の両頬には大きなこぶが膨れあがっていて、両耳の後方からは箸のような棒状のものが3本ずつ伸びている。
一瞬、何かの仮装かとも思ったが、あぁまた遊ばれたんか、、、とちょっと悲しくなった。
コウイチロウは青く腫れた瞼で笑いながら"Heyyyy!"と手を振って近づいて来た。
わたしはいつものように抱き合って頬にキスしようとしたが、両端から伸びたスティックが邪魔になって出来ない。

"What's up!"
英語だったのと酷い容貌とで、急に、コウイチロウじゃなかったような気がしてきた。
コウイチロウ(?)に、あるフットボールプレイヤーの居場所を聞く。
とても有名だから、彼のことを知らない人はいない。"Carlie. You know him."


彼はすぐに見つかった。
背が高くて、フットボール選手にしては痩せている。髪は肩くらいまで伸ばしている。
人を寄せ付けない、近付き難い雰囲気がある。誰も信用していないオーラがあって、気がすくむ。
が、そんなことを言っている間はない。思いきって声をかける。

"I need your help, Carlile."
Carlileは鋭い目でわたしを見返す。"Why do I have to help you?"
馬鹿にしたような顔で言われる。
"I know you have some kind of... power."

なぜか、彼の霊感について他言してはならないような気がした。周囲に人がいたので、あえて言わなかった。
彼は、なぜそれを知っている?という顔をしたように見えたが、すぐに冷たく言い放った。"So what?"
"Because I can't see, I can't feel, I can't help, but YOU CAN, THAT'S WHY!"


彼は地面を見ながらしばらくじっと何かを考えていたが、黙って立ち上がった。
周囲にいた連中が、まさかこんな子に付き合うわけじゃないだろう、とからかっている。
わたしは彼に付いて来るように言って、走り出した。


石畳の外廊を抜ける。
ゴシック建築の講堂の上には青い空が広がっている。
キャンパス内は美しい緑に覆われている。

Carlileに見えるものはなんなんだろう、と思う。
すべてが終わったら、彼は教えてくれるだろうか、と思いながら走っている。




 ・・・




ある教会へ行くところ。
教会全体の審査依頼による訪問だ。


小道を進んでいる。道幅は4�辰曚鼻�
両側に高いコンクリート塀がある。
日中なのに、なんとも暗く重苦しい雰囲気がある。

ちょっとした広場に出た。
門らしきものはない。
広場の向こうに教会があり、早速なかへ入る。


中では先に来ていた新人が座って待っていた。彼女はわたしの姿を見て、駆け寄って来る。
わたしは祭壇中央へ進み、十字を切って会釈してから椅子へ座った。
新人はわたしの動きにちょっと驚いていたが、隣に座ってからは堰を切ったように彼女の感想を述べ始めた。


左上方に巨大なポスター?がある。
壁から天井半分ほどまで続いている。
最初は、雲々の中に浮かぶ天使らの絵に見えたが、よくよく見ると色々な人の顔であった。
新人はHöhey höhenという文字を指し、「あれは教会にはふさわしくないのではないか」というようなことを言っている。
「何かのキャンペーンのようだ」


ポスターの中央部分にVenessiaという飾り文字を見つける。
信徒らがベニスに行ったときの記念か何かなのではないか?と思う。
Frankturtという文字もある。どこかの都市の名前か?Frankfurtの間違いか?
よくわからない。


祭壇に目をやりながら新人と話していると、突然、右側の像が動き出す。
ふたりとも、ひっと声が出てしまった。
像はゆっくりと近づいて来て、驚かしてすみません、と言った。
教会の修道女だと言う。
わたしたちの審査の様子を観察していたのかもしれない。


新人が、しゃきっとした態度で、審査結果(評価)を話し始める。
修道女は、とても謙遜的な態度で聞いている。

教会入り口までのコンクリート塀は、外界を遮断しているように見えるのでもっとオープンにしたほうが良い。
鉄製のフェンスか何かに変えて、中が見えるようにしてはどうだろうか。
門がないことはある意味好ましいことでもある。

「さて、教会内ですが・・」
新人は、巨大なポスターのことを話そうとするのだがしどろもどろになってしまう。
助け舟を出すつもりで、割って入る。
「おみどうにあの絵は・・」と言いかけて、御堂(みどう)という言葉に更に「お」を付けたら通じないのではないだろか、と思い、
御堂(みどう)と言い直す。

修道女は像に化けたままの姿で、うやうやしく真剣に聞いている。
黄色いペイントが厚く塗られた肌と白い布を見ながら、わたしは、Frankturtという言葉に、とても懐かしい響きを覚え、しきりに気にしている。




 ・・・



今朝の夢、2話。
この直後、ネットで某日記を読んでいたらイタリア/ベニスが出て来て驚いた。
ドキドキしながら、フランクタートという街の名前を探したが、もちろんなかった。








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