2004年08月30日(月)_
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
アテネオリンピック閉幕

4年に一度のスポーツの祭典、オリンピック。2004年、オリンピックの発祥の地であるギリシアのアテネで開かれたアテネオリンピックが幕を閉じた。日本人選手達も活躍し、多くのメダルを獲得した。
1996年のアトランタオリンピックのときは高校生だった。2000年のシドニーオリンピックのときは大学生。そして2004年アテネオリンピックでは社会人になっていた。
アトランタやシドニーのときはよくテレビなどで競技を観戦したものだが、アテネとの時差も手伝い、社会人の生活では以前のように気軽に観戦ができなかった。
大抵、翌朝の新聞やネットで結果を知るくらいで、TVで見たとしても、夜に放映するVTRやハイライトなどが多かった。なんとなく、オリンピックがちょっと遠い存在に感じた年だった。
世間がオリンピックで沸き返っている中、なんとなく、どこか冷めている自分もいた。以前より興味が薄れているというか。別に嫌いになったわけでもないし、日本人は応援しているのだけれど。
自分が興味のもっている競技は、やはり気になった。中学校のときに部活でやっていた卓球。福原愛の活躍は、数年卓球に打ち込んだ者として、とても嬉しかった。
そういえば、アテネ五輪のページで結果だけ見て知ったんだけど、まだJ.O. Waldnerって現役で活躍しているんだね。おれが中学生のときに活躍していた選手で、おれのラケットのラバーはこの人の名を冠したラバーなんだよね。
自分はやらないが、体操も昔から興味があった種目。豪快かつ正確、そして美しい演技を見せてもらった。団体総合で日本は金メダル。自分の体一つであそこまで表現できるのは、本当に素晴らしい。
日本としては近年まれに見るメダル獲得数だったが、まだまだ世界の壁は高い。日本はスポーツが盛んな方の国だが、まだまだ課題は山積みだろう。
今回のオリンピックは、日本における競技の放映に不満が残った。放映権やスポンサーや視聴率計算など様々な要素があるのだろうが、自転車競技の扱いがひどかった。
日本人がある程度活躍の見込みのあるトラック系はある程度放映されたが、田代恭崇と鈴木真理が出場した男子ロードや竹谷賢二の出場したMTBなどはレースの編集映像すら流れない。ただ、活字や口頭で結果を伝えるだけだ。日本における自転車の扱いの低さがよく現れている。
今回のオリンピックも、多くの輝かしいドラマが生まれ、その影で、世界中の99%以上の人が知らないドラマが生まれ、多くのアスリート達にとって、熱い夏になっただろう。
オリンピックに出場するような選手達は、おれのような常人から見たら超人だが、彼らのスポーツにすべてを掛ける姿は、とても勇気づけられる。
次回は2008年の北京オリンピック。そのときは28歳。たぶん、おれは相変わらず自転車に乗っているんだろうなぁ。その4年後も、そのまた4年後も、その後も……。
|
|
 |
 |
 |
 |
 |
|