2004年11月03日(水)_
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日没和田峠ラン

嬉しい平日の休み。10月は雨ばかりだったが、11月は最初の祝日から晴れだ。しかし、月、火といきなり睡眠時間3時間の生活が続いたので、睡眠をしっかりとることに。昼頃まで寝て、睡眠不足がかなり解消された。
外はけっこう晴れている。せっかくの晴れた祝日だし、走りに行く事にした。最近は涼しくなってきたので、久しぶりに和田峠へ行く事にした。往復100kmほどと、それほど遠くないけど、和田峠のきつさも手伝って、走り応えがあるコースだ。
前回のランでは秋装備では震えるほど寒かったので、今回はそれを踏まえて秋装備に加えてウィンブレもバッグに忍ばせて出発した。しかし、寒いどころかむしろ走っていると汗が垂れてくるほど暖かかった。
まずはR16を北上。元々平坦なのでペースが上がり気味になる道だが、久しぶりにロードで走れたので嬉しくなり、ついついガンガン飛ばしてしまった。やっぱり舗装路をロードで走るのは気持ちいい。
前回のランのときに自分のペダリングを動画で撮ってもらったが、その動画を見て、自分のペダリングの欠点を発見した。それは左足がややアンクリング気味な点。右足はきれいに一定の角度で足首が決まっているのだが、左足がカクカクしていた。
自分のペダリングは、自分では見えない。自分ではそこそこきれいなペダリングができているつもりだったが、まだまだ研究や練習の余地がありそうだ。今回はその左足のアンクリングを直そうと意識してペダリングをしてみたが、今までと違うペダリングになるために、ギクシャクしてうまく回らない。クセとは恐ろしいものだ。早く悪いクセは直さないと。
R16からR20へ。そして陣馬街道へ。もう日がだいぶ傾き、和田峠へ着く頃には日が沈みそうだ。でも、なんとか真っ暗になる前に上れそうな感じ。日没を気にしながら陣馬街道も飛ばし気味に走って行った。前回もそうだったが、けっこう和田峠へ行く前に足に疲れを溜めてしまっている気がする。
前回はあまりに足を使ってしまったために今回はやや抑えめにして来たが、それでも日没の事を考えるとどうしても足を速めざるを得ない。家からノンストップで30kmほど走った所のミニストップで小休憩とエネルギー補給。
その後もそこそこのペースで走って行き、川原宿の交差点を通過。和田峠TT起点までは、まだけっこうある。すでに緩やかに上っているが、ここもすでにTTが始まっているかのようなペースで走り続けた。もう日没時間の16時半を回っている。急がないと。
夕やけ小やけふれあいの里を通過し、落合橋を左折。しばらく上っていくと和田峠TT起点のバス停に到着した。かなりのペースで上ってきたために、止まると汗がダラダラ垂れてきた。
バス停には登山客がけっこういて、賑わっていた。皆バスを待っているようだ。そんな中、バッグからデジカメと大きなクリップにカメラを固定するネジが付いたカメラ用品を出し、それをステムに固定し、スタートの準備をした。
今回は和田峠を上る様子を動画に撮ってみようという試み。けっこう前からやろうかなと思っていたが、つい忘れてしまったりと、今までなかなかできなかった。それを今回ついに実現してみた。
気になるのは、もうすでに辺りが薄暗い事。上っている最中は木々が生い茂った区間が多く、さらに暗くなる。そんな暗い中でうまく動画が撮影できるかどうか少々心配だった。
まずデジカメの動画撮影スタートのシャッターを押し、腕時計のストップウォッチをスタート。5秒ほど時間を置いてから本当にスタートした。最初だけは緩やかなので24Tをガンガン回して突っ込んでいった。
しかし、すぐに勾配がきつくなり、27Tへシフトダウン。そして後はひたすら27Tであえぐしかないのであった。前回は3年ぶりでほとんど忘れていたが、今回は半年ぶりなのでだいぶコースの記憶がある。コースを覚えているほど精神的に楽になる。どこまで続くか分からない上りより、「あのカーブの先でちょっと緩くなる」とかわかっていた方がいいから。
それにしても、初めてだろうが3回目だろうが、きついものはきつい。相変わらず壁のような上りが延々と続く。スタートして5分しか上っていないのに、あまりの辛さに早くも辞めたくなってきた。
ただ、前回は垂直の壁に見えた折り返しのカーブが、今回は少し緩やかに見えた気がした。ちょっとした慣れみたいなものだろうか。それでもイン側は勾配がきつすぎるのでアウト側へ蛇行して上るしかなかったけど。
息が苦しく、HRも最大心拍数辺りまで上昇している。足も重たくなっていき、肉体的苦痛が激しい。なぜこんな辛い思いまでしてこんな激坂を上っているのだろう。すれ違うハイカーの人はそう思っている事だろう。上っている本人ですら思っているのだから。
そんな激しく辛い上りも、10分も続けていると体が少し慣れ始めてくる。相変わらず辛い事には変わりないが、ほんのちょっと心に余裕ができてくる。でも、まだ半分と思うと気が遠くなりそうだ。こんな辛い上りがまだまだ続くのだ。
薄暗く細い道を、たまに通る車やバイク、ハイカーなどを避けつつ上っていく。いくつかの折り返しの後、もう少しで頂上という記憶が蘇る。ちょうど勾配が少し緩やかになったこともあり、そこで気合いを入れ直して微妙にペースアップ。
和田峠はきつい割には木々に視界を遮られ、展望が全然ない。しかし、唯一開けた場所がある。そこを通過するときにチラッと横目で下界を眺める。深い山々がどこまでも続く、素晴らしい眺めだ。東京の都市部からちょっと離れただけで、こんな景色が広がっているのだ。
さらに折り返すと、ラストの直線。あの先には頂上の茶屋があるはずだ。ここでラストスパートと行きたいところだが、すでに足も売り切れていて体が全然思うように動かない。ヘロヘロになりながらゴール。
タイムには期待していなかったが、前回より30秒も遅く、20分を越えていた。10月は雨ばかりで全然走れなかったし、最近も相変わらず仕事でボロボロの生活をしていて体調もいいとは言えなかった。そんな状況だったので、まぁこんなものかという感じ。
やはり走り込まないと登坂力がどんどん落ちていく。休日が晴れる限り、これからもっと走っていかないといかんなと思った。去年は冬になってからやけに走行距離が増えたが(冬休みにガンガン走った為)、今年も同じような感じに走り込みたいものだ。
いつもなら上野原側へと下るが、今回はもう時間が遅くて、もう真っ暗になるところだったので、おれにしては珍しく来た道を引き返した。街灯が全くないので、ライトを付けていてもほんと道が見えなかった。
かろうじて路面が見える程度の暗さだったけど、一人上ってきたローディとすれ違った。「がんばれ〜」と声をかけた。彼が下るときはもう真っ暗だろう。事故らないといいが。
急勾配で路面も所々濡れているため、ブレーキをかけまくりながら慎重に下って行った。暗かったから余計そう感じたのかもしれないけど、下りが長く感じた。こんなところよく上ってきたな〜と思った。
帰りは当然ナイトランとなり、ナイトラン装備で慎重に走っていった。R16は意外にも流れていたので、すでにボロボロではあったけど、そのとき出せるだけの力でガンガン走って行った。
今回は久しぶりにロードで思いっきり走れたので、走った時間・距離は少なかったけど満足だった。和田峠を上ったのも久しぶりだったけど、動画を撮影したのも新鮮だった。たまにはこんなランもいいな。
出発:14:17 帰宅:19:32 走行距離:98.7km 走行時間:4h 6m 38s 平均速度:24.5km/h 最高速度:56.4km/h 上昇距離:890m 平均ケイデンス:97rpm 積算距離:7012km(ロード) カロリー消費量:1899kcal 身長/体重:178cm/55.0kg 体脂肪率:10.5%
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