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2004年08月07日(土) |
幼いが故の自信(あさのあつこ『バッテリー』) |
あさのあつこ『バッテリー』読了。 夏の甲子園、第86回全国高校野球選手権大会、開幕。 偶然だけれど、ちょうどタイミングがよい。
正統派、青春ストーリー。少年の成長物語。 これは果たして児童文学か、というくらい読みごたえあり。 いや、中学生にもなれば、このくらいの文章読むか。
自分の体を細胞レベルで感じとるって、 本当にできるもんなんだろうか。 まして、12歳か13歳かそこらで。 でも、きっといるんだろう。そういう人。 「天才」というんじゃなくて、集中している人。 そのために生きている人。 極めるって、そういうことか。
絶対的な自信家。幼いがゆえの、自信。 大人びているようでいて、実はまだまだ子供。 うまく描かれている。 少年たちの今後が楽しみになる、すがすがしい一冊だ。
***** ミュージカル「ピッピ」を観てきた。 ピッピ=篠原ともえ、篠原ともえ=ピッピ、というくらいのはまり役。 ある程度予想していたが、これほどとは。 ええ、見直しました。 それと、パパ役の力也がよかった。 名コンビです。
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