先日の日記から、 随分と難しい宗教的なお話になり、 「私の文章は、 みなさんを悩ませているのではないか・・・」 と心配しています。
ここ最近の「AYAダイアリー」の感想の中で、 一番多いご質問は、 「対面鑑定は、していないのですか?」 というものです。
本当にごめんなさい。 現在は、対面での鑑定は、 時間的にどうしても無理なのです。 時間に限りがあり、 鑑定の依頼を受けても、すぐに動く事ができないのです。
けれど、 ご質問を下さった方が、 対面を望まれるお気持ち、私には本当によくわかります。
私は、いつでも決して「信じてください」とは言いません。 信じる・・・信じない・・・という事は、 その方が決める事です。
以前の日記にも書きましたが、 インターネットという世界は、人間を残酷な者にします。 心理学の世界でも、それはしっかりと証明されていて、 自己が特定されない状況だと、人はいくらでも「悪」に近づきます。
ですから、 「対面鑑定がいい・・。まず、自分の眼で確かめてから、決める!」 と、みなさんが思うのも無理のない事です。 いいえ、 当然の事・・・当たり前の事だと私は思っています。
今日は、対面鑑定を希望されている方々に向けて、 正直にお話致します。
鑑定の時の私について・・・。
普段の私は、もう一人のユタの私を絶対に表には出しません。 ユタの私となるのは、鑑定の時だけ・・・。
医療従事者としての顔から、 ユタの私になる為には、私の中で、儀式の様な取り決めがあります。 必ず、鑑定に入る前には、 身を清め、冷水を浴びる。 そして、仏間に入り、場を清め、神仏の御前で心に集中する。 そこまでが終了してから、初めて鑑定内容を読むのです。
六明師は、 「もう、そこまでする必要はない・・・」と仰ってくれます。
けれど、 私は、そこまでしたいのです。 鑑定を依頼された方は、きっと、 何日も何日も迷い、悩み、考え、もがいて、 私に鑑定を依頼されている・・・。
その鑑定を私は真剣に受け止めたい・・・ 本当の幸せを掴む為の鑑定をしたい・・・ 私の鑑定を幸せのきっかけにしたい・・・
本当に心からそう思うのです。
どうにかして、その悩みの中から、救いたい。 なんとかして、その人を助けたい。 幸せになってもらいたい。
けれど、 ただ、一つだけ・・・みなさんにお願いがあります。 私への鑑定依頼の内容に、「嘘」を書かないで下さい。 どうか、お願いします。 私は、一気に悲しくなるのです。
私のせいで、この方に、嘘という「悪業」を創らせた・・・ ユタの私は、そう思うのです。 それが嘘だと気づいていても、 私は決して問い詰めたりはしません。 六明師も同じです。 何も言いません。 そして、知っているのだという事を 証明するような事もありません。
私の鑑定は幸せになる為の方法をアドバイスする為のもの・・・ 私の持つ自分自身でも説明のつかないこの力を 立証するためのものではないからです。
時に、 ユタの私は、あえて、真実を言わない事もあります。 「この事は、今は告げる必要はない・・・時がくれば話せばいい・・」 その方の幸せには繋がらない、と判断した時などがそうです。
例えば、簡単な例として、 今の時期は「希望校に合格できるのでしょうか?」という質問がきます。 ユタの私は、「合格する」とわかっていても絶対にそれを告げません。 合格するとわかった相談者の方は、今迄どおり勉強すると思いますか?
それと同じです。 今日の日記も難しい話になってきましたね。 ごめんなさい。
でも、最後にもう一つだけ。 もうちょっと、お話を・・・聴いてください。 私は沖縄のユタの家系に育ちました。 祖母も神仏のお力をお借りし、鑑定を行っていました。 ある意味、 私は子供の頃から、宗教という世界の中にいた事になります。
宗教的なお話になると、 殆どの方が顔をこわばらせ、 「新興宗教じゃないのか?」 と緊張し、不信感で一杯になります。 けれど、 そういう方でも お葬式には必ずお線香をあげ、 お正月には神社に祈願しに行きます。
どうしてなんでしょう・・・
現代の日本は、無宗教という信仰のようです。 これは、逆に言えば、何でもありの信仰・・・ の様に私には感じるのです。
私は、霊的に敏感な体質を持ってしまった・・・ 低い位置にいる成仏できていない供養を望む御霊からみれば 私は大変に目立つ存在のようです。
病院では毎日の様に人が亡くなります。 生きている時は、無宗教で通し、 神仏の力というものを知ろうともしなかった 患者さんが大勢います。 全ての人が、家族に救いを求めています。
私はその中で毎日、仕事をします。 何故、私が普段の生活においてユタの私を抑えるのか・・・ これが、本当の理由です。
私のような者には、どうしても神仏のお力が必要なのです。 私には、六明師のように「祓う」という事ができない・・・
有名な霊視鑑定のHPで、 「宗教とは一切、関係ありません。」 という言葉を時々みかけます。
すごい力を持った方だ、と私は思います。 けれど、 本当に神仏のお力をお借りする事なく、 霊的なことが扱えるなら、 その方は、きっと色んな御霊から頼られ、 常にその苦しみの叫び声を聴いている・・。 とてもつらい生き方をされている・・・。 と、私は思ってしまいます。
正直に申し上げますが、私にはそんな力はありません。
私は、神仏に助けて頂き、はじめてユタの私になれる、 生かされている人間です。
今日は、真剣に自分の考え、思いを書き込みました。 対面鑑定を望まれている方々にとって、 私の事を理解する答えになったのかは、わかりませんが・・・
どうか、 どういう気持ちで、鑑定をしているのかだけでも ご理解頂けると幸いです。
めぐりあい
あなたにめぐりあえて ほんとうに よかった
ひとりでも いい こころ から
そういってくれるひとがあれば
−相田 みつをー
これが私の鑑定をする時の願いです。
どうか、全ての魂が平和で穏やかな毎日を送ることができますように。 心を込めて。
−AYA−
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