2004年02月06日(金) |
過去の鑑定から・・「生霊」について。 |
前回からの日記、 「生霊」についてから、 本当の幸せへの答え探しをしていきましょうか。
今日は、 実際にあった過去の相談者の方から、 学びを得る事ができたお話です。
30代前半の女性。 社会的に誰もが認める職業。 離婚経験有り。子供無し。 子供の頃からの家庭環境は、 経済的に低く、財産等は無し。 向上心旺盛。
そういう方です。 この方からの依頼は、 頻繁に起こる自損事故について。
「何にも悪い事はしていないのに・・ 何故か自分ばかりが損をする・・・ 毎日、一生懸命に生きているのに・・。 誰にも迷惑などかけてないのに・・ 何で自分ばっかり、こんな目にあうの?」
これが、その当時の依頼内容でした。 自分に原因があるのではなく、 きっと、これは霊障と呼ばれるもの・・ そうに、決まっている・・ こんなに、正しく生きようと 努力している自分が不幸になるはずがない。
彼女の感情は、そう物語っていました。 そして、 鑑定から得た結果は・・
実は、 彼女は、生霊に近い感情を 常に心の中に持っている人だったのです。
彼女は、正義感の強い方でした。 常に、厳しく生きる事を 自分にも周りの人間にも強制していました。 彼女の向上心は、 常に、誰かへの復讐心に支えられていたのです。
彼女は、職場の中でも一目置かれる存在で、 周りの人間は彼女をある意味、恐れていました。 何故恐れるのか? を彼女の過去から読み取ると・・・
過去に、 彼女に正しき注意を促した人が何人もいました。 彼女は、それを素直に受け取らず、 自分への批判、中傷だと受け取る・・。 「絶対に見返してやる!あいつに恥をかかせてやろう!」 という復讐心に燃えるのです。 これまでの彼女は、 どんな困難な状況にあろうとも、 それを支えに生きていました。 現実に、彼女は何年かかっても それをやり遂げていました。
みなさんは、彼女の事をどう感じますか?
彼女の持つその心は、 彼女の良い面も引き出していました。 けれど、 彼女は自分の復讐心が生んだ心が引き寄せる 別の人からの復讐を受けていたのです。
わかりますか?
彼女に皆の前で、恥をかかされた上司は、 彼女の事を恨みます。 そういう人の念に近い感情が 彼女の周りには幾つもみえました。
念が、念を呼ぶのです。 生霊が、生霊を呼ぶのです。
うそだぁ! と思っている貴方。 昔のことわざに、 「類は友を呼ぶ」という言葉があります。 それと、同じです。 同じ価値観、人生観を持った人達は、 知らない内に引き寄せられ、グループを作ります。
「自分の肌に合わない」 という表現は、これの逆の意味です。 あまり、話した事も無いのに どうも嫌な感じがするという場合。
実は、 これは霊的な事についても同じなのです。
憎しみの心、妬みの心、そして恨み・・ その様な心を持つ人の近くには必ずと言っていいほど、 低い位置にいる成仏できない御霊の存在が伺えるのです。 この世に恨みや憎しみを残し、成仏できないでいる御霊です。
私は、彼女に御念珠と極蜜祈祷をお勧めしました。 そして、もう一つ。 彼女には、「お守り」が必要だとお話しました。
身代わり念珠は、 外からの霊的な障りには対処し、 彼女に危険が及ぶ時は、 彼女の身代わりになって障りを防いでくれます。 けれど、 内側から生まれるものに対しては、その力が働きません。
彼女の心が創る憎しみ・・ 彼女が引き寄せる憎しみには対処しきれないのです。
それを行えるのは、「お守り」です。
みなさんは、「お守り」というと、自分を守り、 幸せにする為にあるのだと思われているようですが、 「お守り」には、もう一つの役目があるのです。
自分の心が発する卑しい心、 危険な言葉、 人の幸せを邪魔する様な感情 それらを人に飛ばすのではなく、 自分に返すものでもあるのです。
わかりますか? うーん。段々といつものように、 貴方を悩ませるような文面になっていますね。 あぁー・・・もっと勉強します・・。 どうか、お許し下さい。
昨日も書きましたが、 人間が生きている限り、 こういう感情が生まれるのは 当たり前の事。 その感情を抑えることばかりに終始すると、 人は精神的に病んでしまいます。 けれど、 そんな感情を当然として、受け止めると、 人は自分で自分の幸せを壊す事に繋がります。 自分で悪いものを引き寄せるのです。
「お守り」は、 幸せを自分で壊す事が無い様に貴方を守るのです。 これが、神仏の持つ力です。
彼女の過去、短期間で5回にも上る自損事故は その様な事が原因の一つとしてありました。
けれど、ユタの私は、 通常、鑑定結果の中でこういう霊的なことはお伝え致しません。 彼女がそれを知ってもどうする事もできないからです。 鑑定結果の中で、障りを具体的にお伝えする事は、 実は、とても危険です。 私も六明師も必要がある時にしか、その事をお伝えしません。
具体的な障りを貴方が知り、 それを防ぐ方法、それを解除する方法はあるのですか? 貴方はそれを知る事で、ますます苦しみ、悩む・・・。 貴方の幸せには、繋がらないのです。 以前の日記に書いた、 時に、真実を語らないという事は、この事を意味します。 私は、貴方に、本当に幸せになってもらいたいのです。
何度も申し上げますが、 霊的な障りを消す事ができるのは、 現状の世界では、神仏の力に頼るほかないのです。
どうか、 貴方が私の声を聴くことができますように。 この日記が貴方への何かのきっかけとなりますように。
全ての魂が光に導かれる事を切に願います。 心を込めて。
ーAYA−
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