けろよんの日記
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2004年10月19日(火) オクスリ

季節の変わり目というにはあまりに急激な温度変化。
衣替えもせずに適当にお茶を濁しております。

そんななかこなみがちょっとハナタレさん。
耳鼻咽喉科で戴いたお薬を「飲もう」というと
首をぶんぶん振って嫌がります。「からい」といいます。

「そうだね。お薬からいね。苦いね。嫌だね。(とここでこくんと頷くこなみ)」
 でもねぇ。なーちゃんお咳こほんこほんしてるよね。
 オハナもいっぱい出てるよね。ばいきんまんがいるんだね。
 お薬のんでばいきんまんやっつけよ。」と申します。
やっぱり涙声で「イヤ」と主張いたします。

「なーちゃんお医者さんとお約束したやん。
 お薬のみますって。飲まな日本一になられへんでって。
 (夏にとびひでお世話になった皮膚科の先生のこと。そのとき
  富士山の絵柄に墨っぽく日本一とプリントされたTシャツを着ていたため)」
と、いつの話やねんというふるーい話を母は持ち出します。
が、ぶんぶんするこなみ。

「そっかー。のまへんか。しゃーないな。じゃあポイするわ。オクスリ」
というと即座に「アカン。ジブンデ」と叫び何度にも分けて粉薬を飲みました。
「をを〜。すごいぞー。なーちゃん。エライなーおりこうさんやー」と
拍手で絶賛すると片頬を歪めるようにしてにやっとするこなみさん。
誇らしげなお顔です。

思えばこの冬(昨冬?)はホント苦労しました。
どうやっても薬を受け付けてくれないのです。
ヨーグルト、アイスクリーム、お薬飲めたね、水あめ、ゼリーと思いつくもの
全てを試しましたがまともに飲んだためしなく、インフルエンザも風邪も
全て自力(?)で直したのです。
 媒介物もハナから拒否。スポイトでしゅっと押し込んでもでろでろと吐き出して
しまいます。これには参った。

それが今やこんな風になるなんて、、。あの苦労はなんだったのだろうと
感慨無量です。

しかし、本人がしたくないということをさせるのは難しい。
嘘をつきたくない、恫喝したくない、強制したくない、
それでもたまに(嘘やないで)と思いつつ脅しをかけていうことを
聞かせてしまうのでした。
既に゛反論”゛抵抗”をマスターしているこなみさん。
今後どのような手段でパパママに対抗してくるのでしょう。
いい加減で日和見な両親のスタンスなど直ぐに崩されてしまいそうです。

追記(20041021)
その後段々抵抗の具合は弱まっている。
ある日薬を飲んだ後ぽそっと「ナーチャン、バイキンマンヤッツケタ」
と呟いていた。


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