けろよんの日記
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2005年02月16日(水) 叱る側、叱られる側

実に久々に「叱責」を受けた。
社内では経費削減のため、ためし刷りなどは
裏紙使用が推奨されている。
(プリンタ故障の原因となるため「キチンと」乾かしてから使用のこと。)
設定が手差しであるため、おける枚数に限りがある。
モノによってはすぐに紙が足らず、プリンタは
ピープ音を立てて催促するが、その場合自分の出した印刷物は
自分で処理をするのが当課の不文律。
席を外しているなどすれば気がついた人が紙を足してやるが基本は自分。

今日はたまたま、そういうことがあったのだが、
珍しく業務に非常に集中していたのでそのピープ音がまるで
耳に入っていなかった。
前にいる女性も微動だにしなかったので多分気にならなかったのか、
あるいはワタシが印刷したと思っていたのか。

するとどうやら真後ろに座っている隣の島(課)の女性が
知らぬ間に紙を追加してくれたらしいのだが、
その後、
「なんであなたたちはこんなにピーピーなっているのに誰も紙を
 差込に行かないの!自分が印刷したんだかそうじゃないんだか
 知らないけど、同じ課の人の分ならなんで放っておくの!」
と結構な剣幕だった。
こちらは寝耳に水で何故いきなり叱責されるのか
よく解らずぼおっとしている。
という間に「退職された○○さんもいつも言ってはった」などという
話になり。普段から迷惑がっておられたが、口に出せず、
今日という今日はと爆発したのだろう。
同い年で普段から廊下や給湯室ですれ違いざまにおしゃべりをしていた人の
急な怒りに呆然。
素直に謝ればいいのに、もごもごと2〜3いらぬ言い訳をしてしまい
馬鹿の上塗り。

仕事に集中している際に故意でないことを頭ごなしに叱責された
不快さは正直ある。が、相手のいうことは尤もだし、
明らかにこちらの不注意なので後からだが謝罪。

私は普段から叱り方って難しいと思っており、うまい叱り方を模索中で
あるためいろいろ考えてしまう。
明らかなルール違反は兎も角、マナーの範疇に入ることについては
人それぞれに解釈の違いや許容範囲の差などもあり、人によっては
叱責されたことに対し何をそんなに怒っているのか!と
逆に責められることにもなりかねない。
その温度差に呆然としてしまったという経験が、叱れない原因の一因では
ないかとも思う。
が、我慢に我慢を重ねて自分をコントロールできずに感情のまま叱っては
しこりを残すタイプなのだ。
・感情的をそのままぶつけること。
・この場にいない人を引き合いに出すこと。
・どうしていつもいつもそうなのと決め付けること。
・普段から心に思うことを我慢できなくなるまで心にとどめておくこと。
今日の彼女はまるで怒った自分を鏡でみるようだった。

叱る側としても、叱られる側としても全くなってない自分。
いったい何歳になったんだよ。と自嘲。


けろよん |MAIL