「風の街」という曲をご存知だろうか? 私の今現在、超お気に入りの曲である。 今、現在と書いたけれど、かなり長い。 昔のベストテンで言うと、「12週連続一位!」という感じだろうか?
「風の街」は、カズンというグループが歌っている。 BSで、BS開局15周年記念で「鉄道12000キロ・・最長片道切符の旅」とか言う名前の番組を、ほぼ、40日間 (5月の初めから6月の中ごろまで)やっていた。 私がその番組の存在に気がついたのは、番組が始まってから すでに2週間以上過ぎた頃だった。 「風の街」はその番組のテーマソングだった。 最近、この番組の総集編を3日間にわたって放送していて 私はビデオは録るわ、遅くまで起きて見るわで、大変だった。
番組は一日15分間で、夜の7時45分からやっていた。 旅人は、関口知宏さん。関口宏さんの息子さんである。 彼がレポーター(旅人)になって、毎日そのダイジェストのような 番組を放送していたのだ。 北海道の稚内を出発し、JRを乗り継ぎながら、 最長ルート(同じ駅は2回通らないというルールがある) で、九州の肥前山口まで行くというものだった。 実際にその切符は売っている。片道90800円だったかな? 誰でも時間とお金さえあれば、その旅に挑戦できる。 試用期間は50日ぐらいだったかなぁ? でも、誰もそんな旅をする人はいないだろうが。
その番組で流れる「風の街」を、最初は何気なく 聴いていたが、だんだん、心に深く、深く染みとおるように なっていった。
「風の街」カズン
あなたに会える角を曲がるたび、出会いと別れと 昨日のさよなら まためぐりあえる約束になる 旅の終わりがここなら、旅の始まりもここから みんなを乗せて回りだす 風の街角で
あなたのメロディー、私のメロディー どこまでもハーモニー 素敵な出会いを ここにもそこにも奏でるように 近くて遠いあの人も 遠くて近いあの人も みんなを乗せて回りだす 風の街角で
忘れないでね 忘れないから 喜びも悲しみも きっと誰もが 思いを抱きしめて 風の旅人 旅の終わりがここなら 旅の始まりもここから 全てを乗せて回りだす 風の街角で
何故、この曲がそんなにも心に残るのか? それは、単なる好みの問題なのかもしれない。 この曲が好き!という私のために、ある友人が この曲のCDをプレゼントしてくれた。 そのCDも何度も私は聴いた。 その友人に言わせると、この曲は 「平凡な名曲」らしい。結構よくあるメロディーのようだ。 でも私にとったら、この曲は特別なのだ。何故だろう?
たぶん、この番組が良かったからかもしれない。 関口知宏さんも、私はファンになってしまったし! (かなり面白く、かっこよく、素敵なキャラです♪) この番組以外で、この曲に出会っていたなら こんなにも好きにならなかったのかもしれない。 でも、この際、そんな事はどうでもいい。 今もなお、私があきもせず、この曲を口ずさんでいる事。 それが大切なのだ。
この曲を通して、主が語ってくださった事。 一曲、一曲が大切なのだと。 今まで主が私に与えて下さった曲たち。 どの曲が誰の心をとらえるかわからない。 それこそ、平凡な名曲があるのかもしれない。 でも、私はそれをそんなにも大切にしていない気がする。 私は例えば、カズンがこの「風の街」だけを、 10回ぐらい歌うだけのコンサートでも、喜んで行くと思う。 (そんなコンサート、実際ありえないが) それぐらい、一曲の与える影響力は果てしないものがあるのだ。 その事を、今回私は学ぶ事が出来た。
この曲は誰かのための曲かもしれない。そういう意識を持って、 私はこれからも曲作りをしていきたい。 「風の街」が私のための曲であったように。 (もちろん、もっと大勢の人がこの曲を好きだと思うけれど)
たぶん、ベストテンにも、入らなかったと思うし、 まわりの誰一人、この曲を知らない。(みんなが、BSのこの番組を 見ていなかっただけだと思うけれど。) まして、紅白歌合戦では歌われないかもしれないけれど、 これからも私の胸の中で、温かく鳴り響き続けるだろう。
「風の街」ありがとう♪(−v−)
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