昨日は、4ギブンの奉仕だった。
玉造のクリスチャンセンターで 「神様がくれた弱さとほほえみ」というタイトルで ALS患者の、西村隆さんと、その奥様である雅代さんが 講演をなさった。 その前座(ゲスト)として4ギブンが20分ほど 賛美させて頂いたのだった。
今、西村さんのお書きになった本を読んでいる。 ゆっくりしか動けない(ALSという病は、 だんだん、体中の筋肉がなくなり、そして最後には 呼吸も出来なくなってしまう(呼吸する筋肉もなくなってしまう) そのような、大変な病だ。 10万人に、約、3、4人ぐらいの割で発病すると言う。 原因も、治療法も、今のところわかっていない。 1997年に、発病されて、余命5年と宣告され、今に至っている。
私は正直言って、ALSという病気のことすら知らなかった。 実際に西村さん夫婦を目の前にして、 ああ、これがALSという病なんだと初めて自覚した。
でも、西村さん夫婦は、その様な逆境の中にいるにもかかわらず とても、温かく、にこやかで、 そしてユーモアに満ちた方だなぁと私は感じた。 本にも書いてあったけれど、「闘病」という感じがしない。 何か肩の力を抜いた、自然体な感じがした。 「ありのままで」と西村さんもおっしゃっていた。 その自然さが、何か私に力をくれた。そんな気がした。
私もありのままでいいんだ。そう思わせてくれた。 私には、それが障害と言うのかどうかわからないが やる事なす事、全てマイペースというか それが自分を責める原因になっていたところがあった。 「どうして私はこんなに、とろいんだろう」 そう思って、自分に「ばか」とか「もう少し早くやれないの!」とか いつもいつも自分に言い聞かせてきた。
でも、西村さんの本を今、読んで、ほっとしている。 ゆっくりだからこそ、気がつくこともある。 ゆっくりなのがすべて悪いんじゃない。
例えば私は、人に比べて、異常に、本を読むのが遅い。 (でも本を読むのは好きなのだが・・・) 原因はわからない。まぁ、それですごく人に迷惑をかけたとか そういうのではないのだが、例えば、みんなが 「これ、1時間で読んじゃった」という本も、軽く3,4時間はかかる。
でも、さっき西村さんの本を読んでいて、ふと もう2時間ぐらい読んでいるのに、まだ3分の1ぐらいの所までしか 読んでいないのに、以前の私なら 「あぁ、まだこれだけしか読めてない」と感じたのに 今日は「あぁ、同じ本を、長い時間かけて読める。まだ読む楽しみが いっぱい残ってる。得しちゃってるなぁ。私って!」 そう思えたのだ。
それは私にとって、不思議なアイデアであった!!! いったんそう思うと、ほんとに得してるような気がしてきた。
何でも急いでやってしまわないといけないという強迫観念。 それにしては、一向に早く出来ないジレンマ。焦燥感。 西村さんは、もしかしたら、神様が私に遣わして下さった 癒し主(いや、本当は、癒し主はイエス様なのだが、主は人を通しても 語って下さるから♪)なのかもしれない。
昨日の奉仕は(急に話は変わる) 奉仕前日とその朝、家族と大喧嘩したり、 ものすごく、いらいらしたり、こんな自分が、賛美していいのか? 状態だった。でも、行く前に友人に祈ってほしいと 大急ぎでメールをした。 無事、奉仕は守られた。主よ、ありがとう。祈ってくれた友人ありがとう。 今回、西村さんの講演の前に賛美させて頂いたこと、ほんとに 感謝している。 奉仕させて頂いたこともだが、このことを通して西村さんと 出会わせて下さったから。 ありがとう、神様。
西村さんは、本当に、ここでこんな風に、書いても いいのかな?と思うぐらい、実際は大変な中にいる。 西村さんご家族の上に、主の祝福の御手が置かれますように。 そして、ますます多くの人に、生きる勇気と喜びを届ける事が 出来ます様に。
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