LOTUS BLOOM 通信(英語・翻訳学習編)<2007年4月6日〜>(英語・翻訳学習編)<2007年4月6日〜>
INDEX|past|will
2005年02月21日(月) |
お役に立ててます!? |
ウチの会社では、パネルとして登録してもらっている医師にインターネットでアンケート調査を実施している。回答していただいた先生方にはボリュームに応じて些少ながら謝礼をお送りしているが、希望者には差し支えのない範囲で、調査結果のサマリーもお知らせしている。結構内容が濃くて、時間を要するものも少なくないので、忙しい中、それでも時間をかけて協力してくださる方々には、本当に感謝の気持ちで一杯。
アンケートに対する反応はすべてウチの部員全員に連絡がくるようになっていて、「内容が複雑すぎる」「答えにくい」などのクレームを受けることもあるけれど、先日、上司が主として担当してたアンケートに関してもらったメールの内容にはびっくり。
> 「○○に関するアンケート」 御中 >私は○○医大××科助教授の△△と申します。 >日本◆◆学会の評議員で、◇◇の部会長をしております。 >今回のアンケートは日本の実態(生の声)を反映した非常に意義深いデータであると思います。 >このデータを学会の資料として使用させていただくことは可能でしょうか。 >ご連絡をお待ち申し上げます。
「こんなリアクションが来るなんて、すごいですね。」 「うん。結構エライ人みたいだね。そういう風に受け取ってもらえるなんて、うれしいよね。たまにでもこんなことがあると、元気が出るよね。」
いつにも増して、にこやかな表情の上司。結局はスポンサーさんの許可がおりず、結果を使って頂くことがかなわなかったのが残念。だけど、私たちの仕事って、本当に医療界にインパクトを与えることがありうるんだなあ、とやりがいを改めて実感。
今日、集計結果を報告したクライアントさんにこの話をしたところ、直接生死に関わる疾病の薬ということもあり、もし問い合わせがあればぜひ使って欲しいと、前向きの様子だった。自分が関わった調査の結果が学会で利用されて、その病気の治療に関する認識が拡がって、それで適切な治療を受けられる患者さんが1人でも増えれば……本当にそんな風に役立ててもらえれば、リサーチャー冥利につきます。
|