今日も戯言
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2004年10月24日(日) 国宝

芸大美術館「興福寺展」・東博「中国国宝展」に行ってみた。
感想とかおもしろかったことを以下に列記。

興福寺展
1.興福寺の北円堂ってのは元明・元正が不比等のために長屋王に命じて作らせたらしい。
2.春日社寺曼荼羅って、見るからに神仏習合の権化みたいだ。
3.興福寺の四天王像はなかなか迫力があってよかった。
4.かの有名な興福寺仏頭はなかった。
  さすがに興福寺にとって黒い歴史が付きまとう上に、本来興福寺のものではないものを出すのは気が引けたのか?

中国国宝展
1.東博の企画展はいつものことだが始めの方は人が群がって見にくくて、後に行くにつれてものすごく空いてくる。困る。
2.僕としては興味深かったのはその始めの方、つまり考古時代。石器時代とか西周とか。
3.何となく西の影響が感じられるものがいくつかあって(とはいえ僕にもわかるくらいだからそれは「明らかな影響」なのかもしれんが)興味深い。
4.葬送儀礼用のもの(例えば石製鎧)は「非実用」と言ってしまっていいのだろうか、とパネルを見て思った。
5.音声ガイドがちょっと面白かった。

共通
パネルに書いてあることをさも自分の知識のように読み上げる人が多くてうざい。


それにしても上野公園の辺りは人多すぎる。
やっぱり平日にすべきだったかもしれん。
大体見に来てる人のどれだけがそのモノの価値とか意味をわかってるのか
激しく疑問。


そういえば授業の時に教授が言ってたが、
なぜ興福寺僧が神輿を担いで強訴することがまかり通ったのか。
それが当時の人々の信心によるものなのか、あるいは別の理由があるのか。
興味深い。


釈迦口 |街灯のない道

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