今日も戯言
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天神に行ってきた。
駅ビルがでかくなってたりなんだでいろいろ変わってた。 まあ一年以上も見てなけりゃそりゃ変わるわなってもんか。 とりあえず本と服を買ってきた。

網野善彦『日本論の視座―列島の社会と国家』(小学館、2004)
これの著者紹介見てはじめて網野さんが今年の2月に死んでたことを知った。 別にこの人の本を読んだことはなかったんだけども、さすがにこれくらい有名な人だとね。
読んだ範囲の内容は「日本列島は単一国家」という概念の否定とか、いわゆる「常識」みたいなことの否定。 ちょうど奥六郡〜奥州藤原氏がどの程度朝廷から独立して存在できていたかを考えてるとこだったんでなかなか参考になった。 もっとも僕の考えとしてはそこまで明確に彼の言うところの「畿内国家」から独立して存在できていたかは疑問なんだけどね。
まあ、読んでておもしろいし内容も共感できることが多いのは確か。 そして何よりその学識の広さは感嘆する。 これ読んでもっと彼の本読んでみようかなという気にはなった。 ご冥福をお祈りします。
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