今日も戯言
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世田谷美術館の「祈りの道 吉野・熊野・高野の名宝」に行ってきた。 世界遺産に登録されたのを記念してのようだが、世界遺産って増えすぎじゃないんかね? 平泉もそういう運動をしてるみたいだし。
期間が今日までなうえに、18時閉館なのに諸般の事情により出発が14時にまで遅れ17時到着。 自身の名誉のために言えば、寝てたわけではない。 というか東京駅から美術館まで1時間ちょっともかかるとは思わなんだ。 それ以前に、雪が降ってて寒いんですが。
それでもぎりぎりの割にはかなりの人。最後のほうは時間が気になってあまりゆっくり見れなかったのが残念。 さらに今回は中尊寺経が見たくて行ったのにそれは10日くらいまでしか展示されてなかったようで。 展示期間とかまではさすがに美術館のサイトにも詳しくはわからんからなぁ。
今回の展示の目玉の一つでもある蔵王権現はポスターなんかだと大したことなさそうだったが、現物はなかなか迫力があった。 それが仏師の腕によるものなのかでかいからなのか。 もちろんでかく作るためには相応の技術が必要ではあるけどそれとは別の話として。 はっきりいえばどうしてもポーズに違和感が残る。 蔵王権現とはみんなこういう格好をしているもののようだが。 そして図録で見るとやっぱり表現が稚拙に見えてしまう。
あと目に付いたのは役行者像とか空海坐像とか、曼荼羅と名の付いたいろんな絵とか。 曼荼羅については「拡大解釈気味の曼荼羅」という評価をちらっと見かけたが。 それとか、藤原道長のものとされる写経を見てあんまり字うまくないのぉとか。
この前先生に 「僧の像というのも、製作者やつくられた時代のその僧についての評価を読み解く史料となりうる」 と授業でいわれた。 そういう目で見た。が、わからん。
そういえばうちの先生この前テレビに出たらしい。 全然知らなかったよ。見たかった・・・
そして今回思ったこと。 東博とかと比べてはるかにお客さんの質がいいなぁ。
 11日(休館日)には皇太子、21日(not休館日)には秋篠宮が行ったらしい。 おととい行ってれば運がよければ秋篠宮を見れ・・・んか、さすがに。 そもそも顔がわからんしな。雰囲気でわかるかもしれんが。
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