いいお天気。
電車の中で瀬尾まいこさんの「幸福な食卓」の続きを読む。
読んでいると自分が中学生や高校生に戻ったような気持ちになる。
あるいは、あの頃のことがありありと蘇るような。
日頃は忘れていること。
たとえば私も塾へ自転車で通っていた。その夜道のこと。
塾が始まる前や後に友達と階段に座り込んで話したこと。
上ったり下がったりした成績のこと。
ちっとも前に進まない学級会のこと。
私もそうだったなぁ。と、いっぺんにいろんなことを思い出す。
懐かしい、健やかな時間。
中学時代に通った塾の友達と、今でも年賀状だけはやりとりをしている。
学校よりも塾の方が楽しい時期もあった。
学校は、人間関係がややこしくって、
塾のほうが気楽だった。
なんだかいろんなことを思い出す。
どんどん成長していく佐和ちゃんと、
単純明快で楽しい大浦君。
お母さんの作るフレンチトーストやチーズケーキ、
ミルクたっぷりの紅茶が、私の心もあたためてくれるのです。