遠くにみえるあの花火に
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2005年09月01日(木) はじまりの9月蝶々は舞う



今日から新学期。
電車にも街のあちこちにも制服を着た若者たちがあふれている。

ときどき、つくづくと女子高校生の制服の着かたを眺めてしまうときがある。
ブラウスのしわ、ボタンのとめられていない開いた首元、スカートの長さ、
靴下や、履きつぶしたローファー。
それから髪型、メイク、ぱんぱんに張った太もも、日焼けした腕。そして会話。

自分と同じ生き物とは思えない。
思わずそう心の中でつぶやいてしまう。
自分にも高校生だった頃はあったけど、あんなふうな生き物ではなかった。
まるで「女子高校生」という品種の蝶々みたいだ。

たぶん、憧れてるんだと思う。
あんな風に思い切りよく何かになれたら、気楽だろうと思う。
まぁもちろん、彼女たちだって気楽に生きてるわけではないだろうけど。

それで、つくづくと眺めてしまう。
じーっと。
珍しい生き物を見るような目で。

また今日から蝶々たちがあちこちに舞いはじめる。
9月。








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