2005年10月18日(火) |
耳の奥に響いてくるような夜 |
怒涛のように10月も後半戦。
最近、なんだか日々が単調だと感じる。
あるいは、「日々をこなしている」と。
こんなことではだめだ、と思って、
今夜は一人になってみている。
結婚するってことは、夜に一人になることが少なくなるってことなんだと、ふと気がついた。
夜に出歩かない夫と結婚をすると、そういうことになる。
一人暮らしの期間はたったの1年だったけど、
その間、いくつか一人の夜を味わった。
電灯の、虫の音のようなかすかにジーという音。
それが耳の奥に響いてくるような、そんな夜。
一人の夜はたくさんある。
でも、今夜は一人だと感じる夜はいつもいつもというわけじゃない。
立ち止まらずに、なんということもなく過ぎていく夜もある。
でも今夜は立ち止まってみた。久しぶりに。
月がまるく明るく、雲の間からぼうっとかすんでいる。