遠くにみえるあの花火に
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2006年02月25日(土) プーシキン美術館展に行く


朝フィギュアスケートのエキシビジョンを見てからおでかけ。
見たといっても本棚の整理に夢中で少しだけだけど。

外に出ると本当にあたたかくて、春だなー(また)と思う。

今日は楽しみにしていた「プーシキン美術館展」を観に行く日で、
天気もよく、うきうきとした気分になる。

先だって友人に「プーシキン美術館展にいきましょう」と誘われてから、
リンクを貼ってる朝日新聞のHPを見て、ものすごーく楽しみにしていた。

久しぶりに図録まで買ってしまった。

目玉としておかれているマティスの「金魚」は、
想像していたよりもずっと大きな絵で、はは〜と感心してしまった。

それから、最近好きになったピエール・ボナールの作品もあって、
うれしくなる。
(ボナールの絵葉書がほしかったのに無くて、それで図録を買った)


モスクワにあるプーシキン美術館は、シチューキンという人と、
モロゾフという人のコレクションでなっているそうなんだけど、
過去には「マティス・ルーム」と呼ばれる部屋や、「ピカソ・ルーム」と呼ばれる部屋があったそうで、
それぞれの部屋にそれぞれの画家の作品がびっしりと飾られている様子を写した写真があった。

その写真が珍しくおもしろくて、友人とふたりで「へっへ〜」と笑う。







プーシキン美術館展が開催されているのは大阪中之島の「国立国際美術館」で、
はじめて行ったけれど、すごく素敵なアート空間だった。
近くに住んでいたら、用がなくても行きたくなるような場所。

「せっかく中之島まで来たのだから」ということで、
ランチは地下鉄四つ橋線肥後橋駅近くのイタリアン「ピアノ・ピアーノ」へ。
よく雑誌に載っていて、名前だけは知っていた店。

想像していたよりもカジュアルな感じで、ランチの値段も手ごろ。
一枚窓がぐーんと大きく弧を描いていて、すごく開放感がある。
雑誌に載っているし、すごく並んでいるかもと思ったけれど、
すでに人気も落ち着いてきていて、固定したリピーターがいるような感じだった。


高級車に乗ったグルメなお父さんが、
綺麗なママと子供を連れてランチに来ているといった感じの親子づれがいるかと思えば、
30代半ばでキャリアウーマンですという感じの女性が、
一人でランチメニュー以外の単品のパスタを食べていたり、
オーナーと顔なじみのような30代後半から40代前半の男性が、
これもまた一人で白ワインをグラスで注文して飲んでいたり、
かといえば、母娘ずれでランチを楽しんでいるテーブルがあったり。

女二人カウンターに腰掛けて、真中の値段のランチを平らげながら、
そういった様子を眺めていた。

あーどうしたら、こういうふうにちょうどよくパスタが茹で上がるんだろう?

コーヒー味と伊予柑味のシャーベットをきれいにすくいとってから、
すっきりとした笑顔で見送られて店を出た。






「今日はいいものを見ておいしいものを食べて、いい一日だったねー」
と、友人と言い合いながら帰ってきたのでした。


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