久々に古い友人たちとランチをした。 友達は中学からのつきあい。 中学・高校・大学と付属だったので12歳からずっと 仲がいい。 中学高校で6年間同じ陸上部だった友人の数人が私にとっての数少ない親友だ。 めったに会わなくても根っこのところで思いやりをもてあうというのは 大人になるとそうないことだと私は思う。
そのうちの二人と会ったわけだが 一人が 「学生時代からの友達って利害がなくてほんとに気楽だよね」 といった。 うん 利害が絡まないと ずっとずっと純粋に友達。 困ったときは全力で力になりたいと思うし きっとできるだけのこと全部するとおもう。
じゃあ友達と仕事をしてる状態は?
しかも今はオットの会社に所属してもらっているけど近いうち私(個人事業主)の下にスライドしてもらう予定だとしたら?
同じ職場に常駐し 同じ業務を分担している状態は?
りっぱな利害関係だ。
私は職場でも彼女を下の名前でちゃんづけで呼んでしまうことがある。 呼んだ後でいつもはっとする。 公私の区別がついていない と。
彼女の仕切り方や業務の進め方に口出ししそうになるとき 友達としての自分と一応は上司(つーか今いる職場では先輩か)としての自分とがばばっと交錯して 結局は口をつぐむ。 言う内容ではなく言い方で失敗するのは怖いから。
彼女はとっても有能で頭もいいし割り切るとこは割り切れるドライな一面もある。 だから会社に引き入れた。 そしてそのときから そういう状態になる前までのように自分に起きたすべてのことを何もかもさらけ出すことはできなくなった。 たとえばオットとの間でおきた揉め事の愚痴。 これはイコール自分を雇っている人への不信感を募らせる。 そして自分自身の深いところ。 雇う雇われるがある以上 全部を出すことはできない。
それがいつなんの不安につながらせてしまうか分からない。
私のそういう感情を仲のよい職場の人につと漏らしたとき 「彼女の性格なら雇う雇われるとか気にしないんじゃないの?」 とその人はいった。
やっぱわからないんだな と思った。 言われる側ではなく言う側のことなんだよね。
私は人を使うのは多分そう下手じゃないと思う。 現場より一歩ひいたところで営業したり サポートしたり 仕切ったりするのは嫌いじゃない。
だから彼女の仕事の保障もどうにかできるとおもう。 今の職場の来年度の契約形態が定まれば すくなくとも3年 いまの給与を保障できる状態で仕事を見つけてあげられる。 3年というのは彼女も出産などがあるだろうからとりあえずの3。 その先は経ってみないと正直わからない。 この業界にまる7年。今の職場にまる4年。 それなりに人との付き合いも広がってるし。
私自身 ものすごく仕事ができるわけじゃないというのは私が一番よく分かっている。 私に求められているのはスキルだけではないというのも同時によく分かっている。
だから彼女の一人くらいなんとでもしてあげられる。 それは「してあげる」という上から見たものではなく「多分できる」という気持ちだ。
彼女が友達であることに甘えてはいけないと思っているのに甘えていることもあるし、甘えている状態を申し訳なく思っている。 思ってるだけじゃないのもよく分かってる。
よく言われることで「友達と仕事をするのはトラブルのもと」というのがある。
彼女との間にはトラブルといえるほどのことは起きていつもりだし 最低限金銭的なことでのトラブルはこの先も絶対に起こさないでいくつもりだけどね。
ただ、彼女がいつまで私を友達の目で見てくれるかは分からない。
私の元ではなくもっといい条件でしっかりとした保障のあるところに移りたいといわれることがこの先出てきたとき 私はソレを裏切りととらないでいけるかが分からないのだ。 普通の雇用関係なら抱かない感情を 友達であるが故抱いてしまうかもしれない。
実のところ 友達を自分の手元に置いていることにこだわっているのは 私だけなのだろう。 それにまつわる不安も。
度量の狭さに自分でいやになる。
あー今日の日記はただの愚痴のぶちまけで文章になってませんね。 ごめんなさい。
chick me
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