Rocking,
Reading, Screaming Bunny
Far more shocking than anything I ever knew. How about you?
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*名前のイニシャル2文字=♂、1文字=♀。
*(vo)=ボーカル、(g)=ギター、(b)=ベース、(drs)=ドラム、(key)=キーボード。
*この日記は嘘は書きませんが、書けないことは山ほどあります。
*文中の英文和訳=全てScreaming Bunny訳。(日記タイトルは日記内容に合わせて訳しています)
*皆さま、ワタクシはScreaming Bunnyを廃業します。
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2003年02月24日(月) |
君と踊りあかそう日の出を見るまで |
わわわわわわわわわわ!!!!!!!!!!!!!!! たった今すごいの発見した!!!!!! 昨日、捨てようかと思ってチェックしていたテープの中から、お宝を掘り出してしまった!!! 一体何年なのコレ? おそらくは'86年か'87年。場所ははっきりわかってる。新宿ロフト。多分'86年。'86年のロフト出演は3回。6月27日、10月4日、11月15日。全部行ったよ、どれだ? 口惜しい。どれだか判別する手だてがない。でもとにかく、私がそこにいたんだ。じゃがたらのライヴに。これはその、個人録音。録ったのは私ではなく、そこにいた知らない男の子。後日偶然にその子と話す機会があり、その日のライヴを録ったことを聞いて、貸してもらってそれっきり、今日まで返し忘れてたのだ。
「裸の王様」で始まってる。うわあ、どうしよう。私この音おぼえてるよ。最初にアケミがひと声叫んだら、客が叫び返したことから、全部おぼえてる。すごい迫力だ。
2曲目、「スピード」 。 ブートまではわからないが、もちろん正規のレコード化なんかされていないライヴ。だけどこのクオリティの高さときたらどうだ。実際出てるライヴ盤と比べて全くひけを取らない。演奏はもちろんのこと、音質も良い。アケミの声の通ることといったら。これがインディーズのバンドか。
3曲目、「ジャンキー・ティーチャー」。ああ今オトとナベが向かい合って、互いのギターとベースをくっつけるようにして出だしのフレーズを弾いたのが見えた。自分が誰とそこにいたのかもわからないのに(6月なら高橋。10月以降ならダンナ)、自分のいた位置ははっきりわかるし、何故かステージに向かって右側前方にいた男の子たちが興奮して飛び跳ねていたのも覚えてる。
4曲目、「でも・デモ・DEMO」。すごくスピーディー。客がみんなハイになってがくがく体を揺すっている。私もすでに酸欠をおこしそう。速い。オト、海老蔵、ナベ、ていゆう、ホーンセクションも。
4曲目が終わった途端にA面の音が切れた。テープはまだ余っているので、ここで一旦レコーダーから抜いたんだろう。 もどかしくテープをひっくり返して再生ボタンを押す時に、勢い余って隣の録音ボタンまで押しそうになる。ぞっとして、慌ててテープを取り出し、手近にあったボールペンを突っ込んでツメを折る。
A面とB面の間に録り損ねた曲があるのかどうかは判らない。しかし彼は大事なところには間に合ったらしい。B面の1曲目は「タンゴ」だ。 これも速い。合わせて歌おうとしたら声が出ない。代わりに涙が出た。そしたら、17年前の自分が見えた。今とおんなじようにサビのところを一緒に歌おうとして、まるで口パクのように全く声にならず、ステージを見据える為に大きく開いた目からそのまま涙を流し、声の出ない唇を開いて言った。 「さあ、しっかりねらいをさだめて、いつものようにおやり」、「さあ、しっかりねらいをさだめて、笑ったままでおやり」
「クニナマシェ」。客の手拍子が起こる。もちろん私もしてた。余りの感動に、ぶん殴られたようになっている。 「ゴキブリ共のお通りだヤラセロ!」 のところで意識がキレそうになる。私もまわりもみんな酔っ払いのように揺れている。音がだんだんと引いて、女性コーラスと客の手拍子だけを残して、曲が終わる。
そこでテープの音が切れた。ライブが終わったのだ。
君と踊りあかそう日の出を見るまで *じゃがたら のアルバム。(1985)
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