蜜紅日記
yukiko



 



痛っ!

秋田では昨日アラレが降りました。
日中も雪が降ってますます寒くなってくるこの季節、
【出縄村】も冬がもうすぐやってくるようです・・・





通学時に幼稚園の前を通りかかります。
紅葉が深まり、冬の到来を感じさせる冷たい空気にも
関わらず外ではしゃぎまわる幼稚園児たち。

何とはなしにその光景を眺めていると、
隅の方の石段に座る男の子と女の子が目に留まりました。
と、おもむろに女の子が男の子のほっぺにチュ。

おませさんってやつですね。実に微笑ましい光景です。


キス・・・そう、大学のサークルでの出来事を思い出します。

年齢=彼女いない歴(記録更新中)な私ですが、
こんな私でも気に入ってくださる奇特な先輩がいました。

もちろん彼氏有り。
その彼氏というのも、もちろんサークルの先輩。
そんなわけで、気の弱い私には早速終了なシチュエーション。

しかし神様はそんな哀れな私を見捨てません。
それはとある合宿でのこと。
テニスとは名ばかりの酒飲み合宿(昼間はテニスですが)
その先輩と彼氏が少しケンカをしたらしく、
サークル公認の仲である2人がこの合宿中、
行動を共にしている場面を見かけません。

悪魔が私にこう囁きました
「敵にできた間隙に乗じて一斉攻撃!」

ということで、プロジェクト
「その夜の飲み会で一気にかっさらってしまおう」発足。
参加者=自分。以上。

結果
→失敗(理由:酒が飲めないため)

その先輩の愚痴を聞く相手になるところまでは
漕ぎつけたのですが、その最中の一気飲み集中砲火に
耐えられず、健闘むなしく別室へ搬送。

搬送されてどのくらい経ったのでしょう。薄暗い部屋、
横向きに丸まりながら寝ている私の後頭部に、
ふと衝撃が伝わり、目が覚めました。

「あ、誰か蹴っちゃった」
「サカジだ」

例の先輩と彼氏さんだということは声でわかりました。
意識はあるのですが、どうしようかと思い寝たふりを続行。

「ほんとこいつ酒弱いよなー」
「そうそう、今日もさー・・・」

私の話から盛り上がっている様子。
やはり作戦は失敗だったのか?
いや、まだまだだ。そう思いたい自分がここにいます。

チュ

唇を深く重ね合わせる音、時折洩れる吐息。
私の淡い野望はこれにて撃墜されたのでした。
2人とも好きな先輩だったので、これでよかったのですね。


そんな昔の出来事を思い出しながら、
先ほどの幼児をもう一度見つめる。
そして澄みきった秋空の下、私はそっと呟く

・・・・・ちくしょう(泣)




【出縄村から2004】4000HIT☆ゲッチュ記念代打日記
お題「キス」
サカジさんありがとーございました。
サカジさんの甘く切ないラブ話をキスのお題から
聞けるとは思ってもみませんでした。
最後の『ちくしょう』がなんとも切なくなります。
そんなサカジさんを励ましてあげるべく
冬到来、心も冷え切っている
【出縄村】へ遊びに行ってみてください。

微妙に寒気がしますが。ブルブル。



【今日のご飯】



2004年11月29日(月)
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