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■ 三月は深き紅の淵を (本)
三月は深き紅の淵を 恩田陸 講談社
『三月は深き紅の淵を』という本がある。 それは、たった一人にだけ、たった一晩だけしか貸してはいけない本。 その本を巡る、不思議な連作?短編集。
おそらく、著者の名前を一気に有名にした本だと思う。少なくとも私は、この本で初めて知った。この本より前に出されていた本は『六番目の小夜子』だけで、しかもそれは絶版だったもので……。 奇妙な、という表現がぴたりとあう小説。 この本自体が、『三月は深き紅の淵を』なのだから――……。
実は私、著者の本はこれと六番目の小夜子しか見ていない……;;;
2004年09月28日(火)
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