日帰り帰省。 新幹線のサイレンスカー車両に乗った。 静かで快適。 うっかり寝られないから、意地でも読書してしまう状況。 実家の私の本棚を再チェックすると、 ジャン・コクトーが2冊あったのでもって帰った。 「恐るべき子供たち」「山師トマ」 ポー小説全集もなぜか1冊あった。 「椿姫」デュマ・フィス、「モデラートカンタービレ」デュラス 読むのが楽しみ。
「ドリアン・グレイの肖像」読了。 所々、記述が難しいところがあるので、読みにくいところもある。 純粋な心をもった美しい青年が、悪の道にどんどんはまり 醜い顔が自画像にあらわれていく。醜さを絵画が全部吸収し、 本人は美しい青年のまま。不気味だ。
悪人といって思い出すのは、なんといっても 「カラマーゾフの兄弟」の父フョードル。 父フョードルの悪行をもっともっと書いてほしい。 カラマーゾフは大好きな作品なので、私の年末年始の再読本。
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