りえるの日記

2004年09月25日(土) 思わぬ収穫

日帰り帰省。
新幹線のサイレンスカー車両に乗った。
静かで快適。
うっかり寝られないから、意地でも読書してしまう状況。
実家の私の本棚を再チェックすると、
ジャン・コクトーが2冊あったのでもって帰った。
「恐るべき子供たち」「山師トマ」
ポー小説全集もなぜか1冊あった。
「椿姫」デュマ・フィス、「モデラートカンタービレ」デュラス
読むのが楽しみ。

「ドリアン・グレイの肖像」読了。
所々、記述が難しいところがあるので、読みにくいところもある。
純粋な心をもった美しい青年が、悪の道にどんどんはまり
醜い顔が自画像にあらわれていく。醜さを絵画が全部吸収し、
本人は美しい青年のまま。不気味だ。

悪人といって思い出すのは、なんといっても
「カラマーゾフの兄弟」の父フョードル。
父フョードルの悪行をもっともっと書いてほしい。
カラマーゾフは大好きな作品なので、私の年末年始の再読本。



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