HARUKI’s angry diary
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2004年12月19日(日) |
HARUKIズーラシアに行く |
昨夜。 クマがポソッと言った。 「卒業遠足なんだけどさぁ、ディズニーランドっていうのもなんだかイヤでさぁ」 はい?
クマが担当している3年生は、受験が終わると種々の行事が行われる。その中に卒業遠足なるものがあるのだ。 クマにこまかく話を聞いてみるとディズニーランド行きにはいろいろ問題があるようで、代替地をクマは提案したいらしかった。
クマ「富士急ハイランドっていう手もあるし、八景島シーパラダイスっていうのもあるんだけど、オレ的にはいまひとつでさぁ」 HARUKI「ズーラシアがいいらしいよ」 クマ「なにそれ?」 HARUKI「巨大な動物園らしいけど、面白いんだって」 クマ「行ったことがないところじゃしょうがないしなぁ」 HARUKI「私も一度行ってみたかったから、行ってみる?」 クマ「うん!」
というわけで、翌日は、本当はエスパルスのファン感(謝デー)に行こうかと思っていたHARUKIではあったが、クマのお仕事のためにズーラシアに行くことになった。
今日。 朝8時半。清水(エスパルスの試合)に行くときは、ここのところ大抵この時間に起床して速攻で出発なので、その調子で出かける支度開始。 ネットで検索したところ双眼鏡を持って行ったほうがいいということなので、いつものサッカー支度とほぼ同じに準備完了。 もちろん松風号も連れて行く(笑)。←かなり怪しい
さてこのズーラシア。正しくは“よこはま動物公園 ズーラシア”と言う。
1999年4月、横浜動物の森公園の中に第1次開園し、その後続々とエリアが広がっています。2002年7月には「わんぱくの森」とアマゾンの密林ゾーン拡張エリアの「わくわく広場」がオープンし、2003年4月には「アフリカの熱帯雨林」ゾーンの一部がオープンしました。現在の面積は34.1ヘクタール、全面開園すると約53.3ヘクタールの日本最大級の動物園となる計画です。(ズーラシアホームページより抜粋引用)
ようするに横浜市の外郭団体が運営するドでかい市営動物園。
東京からだと東名の横浜・町田インターか保土ヶ谷バイパス経由で、行くことになる。 カーナビをセットして驚いた。HARUKI宅から30キロちょっとしかない。うわぁ近い、近すぎる。っていうか、いつも行く日本平が遠すぎ(笑)。
9時半すぎには、ズーラシアの巨大駐車場(1500台収容)に到着。
そんなに混んでいなかったのでスムーズに入園した。
入ってすぐの管理センター(動物園事務所)の前でおねーさんの呼び込みが(笑)。 「園長によるツキノワグマに関する講演とクマのバックヤードツアーがこれから始まりま~す」
よくわからなかったが(汗)、せっかくだからということで案内されるままに講演会場に入った。
10時。 白髪頭で日焼けしたやさしそうなおばあ様登場。胸には「園長 増井」という名札が。 HARUKIが「園長さん、女性なんだね」と言うと、クマが「あ、あの人増井光子さんていって、獣医さんで、動物園関係ではかなりの有名人だよ」と お答え。 ほぉ。 クマはさらに言った。 「あの人の書いた本、オレ、子供の頃読んだことがあるもん」 ふーん。 ネットで検索してみたら、初めて上野動物園でパンダの誕生をさせた人としても有名だった。
30分の講演の内容は、ツキノワグマの生態と今年あちらこちらで起きたツキノワグマによる被害についての考察。 HARUKIのようにとくに動物好きではない人間には、初めて聞く話だったので、非常に面白かった。
ツキノワグマは、冬眠前にいっぱい炭水化物を取り体中に脂肪をためる。そして冬眠の間にすべてその脂肪を消費するらしい。それが、宅地開発による雑木林の減少などでエサが減り、さらに農村の過疎化により、人のいなくなった元人里へクマが行動半径を広げているために、被害が起きているらしい。 現在日本国内には1万頭くらいのツキノワグマしかいない。なのに、今回の騒ぎで千頭近く射殺されたとか。増井さんいわく「自治体がクマ対策のマニュアルを作り、ちゃんと対応すれば、こんなことにならなかったんですけどね」だそうだ。 HARUKIのような都会に住む人間にはわからないが、きっと自然の多い地域では、キケンなクマだったら殺すなんてことは当たり前のことなんだろう。
講演後、係りのおにーさんに連れられて、ツキノワグマとメガネグマの飼育施設へ。 飼育係のおねーさんの説明を聞きながら、すぐ近くで見るクマはそんなに大きくはないが、でかい爪を見るとやっぱりコワイかも~とちょっと腰が引けた(汗)。
11時半。 もう一度入場門に戻り、いよいよ園内散策に。
最初は「アジアの熱帯林」ゾーン。 インドゾウやテナガザル、スマトラトラ、インドライオンなどがいる。歩くコースがきれいに整備され、周囲には熱帯を彷彿とさせる木々がうわっている。また動物がいるオリや放し場も工夫がされており、それなりの雰囲気に作ってある。
へーーーー。 動物園というよりもテーマパークに来た感じだ。 動物に関する説明板も、とてもわかりやすく面白い。 動物園好きではないHARUKIも、いちいち熱心に見入ってしまう。
早朝からの出発でとてもお腹がすいてきたので、「オセアニアの草原」地域にある、レストラン「オージーヒル」へ向かう。 ガラス張りの明るい店内に、てきぱきした係りの人が大勢いて、多少混んではいたが、かなり快適。さらに!上野にある某動物園とはエライ違いで、適価で美味しいご飯を食すことが出来る。 素晴らしい!!(笑)
食後。 まだ園内を見始めたばかりだというのに、併設されているみやげ物屋に入ったHARUKIとクマ。 HARUKIはさっそく、ズーラシアのキャラである(らしい)オカピのハンドマペットを買うことに。 いろいろ見ていくと謎の動物のぬいぐるみ発見。 なんだ?これ? タグを見ると「ハクビシン」と書いてあった。きっと園内のどこかにいるの だろう。 面白いのでそれも購入。←おーい!
一方クマの目当ては、フィギュアでは有名な海洋堂がズーラシアオリジナルで作った動物のフィギュア付き菓子。
クマがなにやら迷っている。 HARUKI「どしたの?」 クマ「コンプリートしたいんだけど…」 HARUKI「じゃ、大人買い(注:いっぺんに大量に買うこと)でしょう」 クマ「一塊で8個だろ。全部で10種類あるんだぜ、フィギュア」 HARUKI「ふーん」 いきなりクマは、その食玩を二塊手に持った。 おぉ!
レジで。 おばさん「小さい袋入りますか?」 クマ「いりません」 普通はおみやげ用に物を大量に買う人って、配ることが目的だから、小さい袋を欲しがるものだが。 っていうか、おばさん、そうじゃないってことを見抜いている。
店を出てからクマが言った。 「普通のみやげもの屋だったら聞かずに入れるよな、小さい袋」 あはははは! HARUKI「キミみたいな人、多いんだよ~」
満腹になったので、余裕で歩き出す。 次は「亜寒帯の森」へ。
ここには、レッサーパンダ、ホッキョクグマ、フンボルトペンギン、オットセイなどがいる。そしてそういった動物は水中の動きも見られるように、そこだけ水族館状態に。 クマが言った。 「あぁ、泳ぎてぇぇぇぇ」 はいはいはい。 でも外だと寒いよ。←当たり前
後で気付いたのだが、ここにはウォークインバードケージなるものがあり、間近で珍しい鳥が見られるようになっている。 気付かなかったので見逃した(悲)。 きっと双眼鏡は、ここで使うのだろう。他に使う必要があるところもなかったし。 うううう、せっかく持って来たのにぃぃぃぃ。
さらに、この地帯の真ん中には「アラースの谷」という、「タイガ」と呼ば れる針葉樹林帯を模した所もあった。 HARUKI「下に降りてみる?」 クマ「さすがに疲れてきたから、いいや」
この時点で、すでにHARUKIもクマもかなり歩き疲れていた。
その後「中央アジアの高地」(キンシコウやチベットモンキーがいる)「日本の山里」(コウノトリやクロヅル、ハクビシン←夜行性なので寝てたけど。などがいる)などを見て、殆どバテてしまった二人。 「アマゾンの密林」地点で休憩することに。
HARUKI「もう2時だよぉぉ」 クマ「昼飯の時間をのぞいても3時間近く歩いているもんな」 HARUKI「1時間に4キロとして12キロ歩いてることになるよぉぉぉ」 クマ「そりゃ、疲れるわな」
しかし、ここでめげるわけにはいかない。 まだオカピを見ていないのだ(涙)。
「わんぱくの森」という大きな遊具のある遊び場を通り過ぎ、最後の地域「アフリカ熱帯雨林」へ。 あれがオカピかぁぁぁぁぁ。 ハンドマペットとはちょっと違うけど(汗)。←当たり前 このオカピ。コンゴにいるキリン科の生き物で、日本では初公開なのだそうだ。 だから、キャラクターにしてたのか、納得。
ようやくすべて見終えたクマとHARUKIは、出口の前にあったハーゲンダッツのショップへ。 ずがれだぁぁぁぁぁぁぁ。
オリジナル「オカピパフェ」を食べて人心地ついた。
園内には車椅子の団体さんもいたが、すべてバリアフリーで作られているので見るのにはなんの問題もない。水族館仕様のところなどは、地上に出るためにもちろんエレベーターもあったし。
さらにポイント、ポイントにはボランティアの案内の人がいたり、時間になると飼育係の人が動物の説明もしてくれる。 至れり尽くせりである。 でも入園料は、某上野と同じ! 8月の週末には、「ナイトズーラシア」と言って、夜の開園もしているとか。
非常に疲れたが(涙)、ここがかなり気に入ったHARUKIとクマ。 クマが「また来ようね!」と言った。 いやぁ、いいんだけどね。
HARUKI「ここは運動になるって感じだよ」 クマ「まぁねぇ」 HARUKI「で、卒業遠足はどうするの?」 クマ「明日、学年に提案してみるけど…」 HARUKI「ま、ダメ元でがんばってみれば?」 クマ「そうだね」
HARUKIにはちゃちなテーマパークや商業主義に走った遊園地に行くより、ここの方がよっぽどいいと思えるけど。 まぁ、それも考え方の問題だから。
もし、また来る機会があったら今度はうわっている植物もちゃんと見てみようかなぁとHARUKIは思ったのだった。
そうだ!園内を走る小さなバスのようなものがあれば、もっとうれしいけどなぁ。 ちょっと広すぎるからさぁぁぁぁ(悲)。
Mikan HARUKI
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