父病院へ。 仕事を休んで付いていく。 血液検査の後、腹部CT、骨盤レントゲン。
前もって主治医殿に、結果が思わしくない場合 本人にはぼかして伝えてほしい旨お願いしておいた。
貧血なし、腎臓の機能も正常です。 スバラシイ。 お花見には行かれましたか? それはよかったですね、 私は行きそびれてしまって。 桜はこの雨でおわりでしょうね。 足の痛みは、そうですね、もうご高齢だってことでしょうか。 痛み止めを出しておきます。 胃炎のような副作用があるかもしれませんからその薬も出しておきます。 そろそろタケノコですね。 たくさん掘って下さい。 主治医殿、父にはこんな話をされた。
父が廊下に出た後、 母と私だけ骨転移していることを告知された。 これから先は痛みのコントロールをして なるべく本人の意に添う生活ができるように サポートしていくのが私の仕事ですとおっしゃっていた。 父は早ければ今月末には痛みで動けなくなるかもしれないそうだ。 27日母と私でまた病院に伺うことにする。
いやあ、友達に会ってしまって。 ロビーで待っている父にそう話して家に帰る。
夜帰宅した夫に骨転移のこと話す。 飲んで帰ってきてふざけようかとした夫、ちょっとまじめな顔になり、 (夫は飲んでも酔わない人なのだが、わざと「酔っ払いだぞー」といったりするのである。) じゃあ早く行こうか、という。 父の郷里に両親を連れていってくれることになっていたのだ。
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