やまねこの日記
週末食べ物日記

2005年08月23日(火)

「雲の向こう 約束の場所」(新海誠)見る。

私はあまり感心しない。
1.平行宇宙の描き方がしょぼい。
  ぽつんぽつんと独立してあるようなのである。
 (そのひとつにヒロインが取り残されているのだ。)
  そうじゃなくてもっと分岐と選択を繰り返す有機体のようで、
  一人の人間が同時にどこにでも存在しているような
  不思議なものをかいてほしかった。

2.ヒロインがいまいち(私の好みではない)
  アタシ甘えん坊なんですぅ、みたいな声やしゃべり方がイヤ。
  同性からは好かれなさそうな子である。

3.ラストがヘン
  ヒロイン(大切な何かをなくす予感の)が生還してどうする?
  この場合平行宇宙(実は虚無であってほしい)に飲み込まれ、
  ヒロキだけが生還というのが正しいと思う。

その他露出オーバのような白っぽい光のかんじ
過剰な演出(これでもかと出てくる逆光シーン)など
これが「ハウルの動く城」を抑えてなんだかの賞をもらったなんて信じられず。
(「ハウル・・」は見ていないのでよくわからないが。

よかったところも書こう。
飛行機(ベラシーラ)のプロペラがクロスしながら
空を飛ぶところはきれいだったかな。


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