「雲の向こう 約束の場所」(新海誠)見る。
私はあまり感心しない。 1.平行宇宙の描き方がしょぼい。 ぽつんぽつんと独立してあるようなのである。 (そのひとつにヒロインが取り残されているのだ。) そうじゃなくてもっと分岐と選択を繰り返す有機体のようで、 一人の人間が同時にどこにでも存在しているような 不思議なものをかいてほしかった。
2.ヒロインがいまいち(私の好みではない) アタシ甘えん坊なんですぅ、みたいな声やしゃべり方がイヤ。 同性からは好かれなさそうな子である。
3.ラストがヘン ヒロイン(大切な何かをなくす予感の)が生還してどうする? この場合平行宇宙(実は虚無であってほしい)に飲み込まれ、 ヒロキだけが生還というのが正しいと思う。
その他露出オーバのような白っぽい光のかんじ 過剰な演出(これでもかと出てくる逆光シーン)など これが「ハウルの動く城」を抑えてなんだかの賞をもらったなんて信じられず。 (「ハウル・・」は見ていないのでよくわからないが。
よかったところも書こう。 飛行機(ベラシーラ)のプロペラがクロスしながら 空を飛ぶところはきれいだったかな。
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