2001年07月14日(土) |
五輪は北京でなっとく |
大阪の人には悪いですけど、五輪が北京で決まったことは、鼠小僧的には納得してます。
ま、政治的な話、経済的な話をもちだせば北京も大阪もいろいろありまして、こんなとこで話始めたらいつまでたっても終わらないお話になってしまいますので、それはおいといて、鼠小僧が北京で納得している理由は別のところにあるのです。と申しますのは……
覚えてる人いるかな、実は北京、オリンピックに立候補するのは今回が始めてじゃないんです。シドニーの時も、アテネ(2004年)の時も立候補してるんですよ。しかし、だめ。で、今回やっとこさ五輪開催権を得ることができたわけです。 何回も挑戦しているからOKと言うわけでもありません。ここからが本題。 話は、アテネオリンピックが決定した年、1997年にさかのぼります。この年も北京は有力候補におされていましたが、「21世紀最初のオリンピックはオリンピック発祥の地で」というムードに流された敗れてしまいました。敗れ去った北京の五輪招致委員会の人々。さぞ悔しかったでしょう。泣きたかったでしょう。 招致委員のどの方だかは存じあげませんが、招致委員のある方が、次のような言葉を残したのです。
「我々は勝っておごれず、失敗して落胆しない」
翌日の新聞に載ったこの言葉。ものすごく感慨をうけったのです。 「オリンピック」というビックイベントを開催するのに、勝ったからと言ってはめをはずしてしまったら、ビックイベントなんて開催できるわけありません。負けたからと言って落ち込んだままでいたらそこから何もうまれません。
これって、全てのことにあてはまるとは思いません? 何かの仕事をやるにしても、うまくいったからと言って、おごっていたらそれ以上のことはできないし、失敗したからと言っておちこんでいたらそれで終わってしまいますよね。
「失敗して落胆」しなかった結果つかんだ今回の開催権。ぜひぜひ、「おごれず」成功させて欲しいものです。
さてさて、いよいよ始まった参議院議員選挙。小泉総理の改革は世論に受け入れられるのか。 そうそう、まさにそうじゃないですか。 「成功しておごれず、失敗して落胆しない」 選挙がうまくいったからといってつけあがってしまったらそれでおわり。負けたからといってもとにもどってしまったら、それもそれで終わりなのですから。
|