2001年08月14日(火) |
鈴木彩子復活! 興奮、赤坂の夜 |
鈴木彩子復活! 約1年ぶりに表舞台に現れたサイコ。いやーよかった。サイコーだった。これだけのパワーをもったうたうたいが、これだけのパワーをひきつけるうたうたいが、影に隠れているのはやっぱりもったいない!
8月9日、赤坂グラフティで行なわれた「TOKYO ACORSTIC NIGHT」というライブイベントに行ってきました。「TOKYO ACORSTIC NIGHT」と聞いて、「あっ」と思う人は相当のライブ通。そう、かつて新宿に「日清パワーステーション」があったころ、パワステの名物イベントだった企画です。個性的なミュージッシャンを集めて、アコースティックな編成で行なわれていたライブイベントで、今回は、当時の主催者が久々にイベントを復活させ、東京をはじめ数都市で開催されたのです。そして、赤坂グラフティは9日、10日と2DAYSの最終公演。9日は女性アーティスト3人を集めてイベントが行なわれました。
その3人とは、守屋里衣奈、奥井亜紀、そして鈴木彩子。そう、鼠小僧白吉が敬愛してやまない、めちゃくちゃ大ファンである鈴木彩子が突然の引退宣言から1年、久々にファンの前に登場するとあって、鼠小僧白吉、赤坂まで馳せ参じたのでございます。イベント開始は午後7時。鼠小僧は6時10分ごろ会場についたのですが、時すでに遅し。会場はファンにうめ尽くされていて、小さなライブハウスの前方部分はもう立錐の余地もありません。しかし、そこは鼠小僧。チョコチョコチョコっと、スペースをみつけ、まあまあベストポジションをキープ。ビールを呑んで開演時間を待ったのでした。
そして、時刻は7時をまわりいよいよ開演時間。まずは、新人ポップシンガー守屋里衣子の登場。バックの編成はギターとウッドベースというシンプルな編成。ボーカルの守屋くんも非常にシンプルな正統派ガールポップといった感じで、いい雰囲気でイベントはスタートしました。この守屋里衣子、今回のライブではじめて曲を聞いたのですが、これがなかなか良い。澄んだ声で歌う、せつないバラード調の曲は、はじめて聞くおいらの心にもビシッと入ってきました。まだ、アルバムを発売したことがないという、新人アーティストですがこれは、これから先、期待大です。
守屋のステージが終わり二人目は……。会場の雰囲気がガラッとかわります。一斉に熱気を帯びます。お待ちかねついについに鈴木彩子の登場だ! バックは元イングリーズ永島氏のギタ−1本というシンプルな編成での登場。しかし、彩子の迫力、メッセージを伝えるにはそれで十分。フルのバンド編成でメチャクチャロックな鈴木彩子もいいんだけど、ギター1本でしんみり歌い上げる彩子もこれまたいいんだよね〜。1曲目は「僕はここにいるよ」。おいらはもうそこから興奮しまくりの状態。2曲目は名曲「教訓」。オリジナルは70年代のフォークシンガー加川良の曲なわけだけど、これだけ、メッセージの強い歌を歌い上げることができるのは、今では彩子だけだろうな〜。その他にも「願いかないますように」や「ループ」など彩子の代表曲が次々に登場し、40分はあっという間にすぎていってしまいました。引退宣言から1年、彩子登場の時の、あのファンの盛り上がり、熱気をみていたら、まだまだ彩子の登場を願っているファンはいるわけだし、ステージで歌う輝いている彩子をみていたら、彩子自身もやっぱり歌ってこそ彩子なわけだから、事情は様々あるだろうけど、ぜひ、表舞台に復帰してきてもらいたい、そう思ったステージでした。
トリを飾ったのは奥井亜紀。存在も知っていたし、歌も聞いたことはあったけど、生のステージを見たのは始めて。ピアノ1台、ひとりで弾き語りというスタイルはGOOD! そして、ステージパフォーマンスというか、MCも面白い。そして、歌もなかなか良く、鼠小僧、またひとり好きなうたうたいが増えたかも、と言う思いです。
ラストは3人そろって登場のアンコール。おや、みなさん衣装替えしています。よ〜くみるとみんなチェック柄の服を着ているぞー。なんとアンコールの曲は「涙のリクエスト」。3人が3人とも素晴らしい歌を披露してくれて、本当に大満足のライブイベントでした。
帰りがけ、5年振りくらいに鈴木彩子と言葉を交わせたのですが……う〜んだめだ、緊張してほとんどまともにしゃべれませんでした。けど、ばっちりサインはゲットしてきたぜ! 鈴木彩子の復活が真夏の夜の夢に終わらないよう祈りつつ家路へとついたのでした
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