突然、お姑さんから電話があって、 「今から行くけど、いーい?じゃあね。』
返事をするまもなく、切れちゃった。 まあ、どうせ、家にいるんだからいいけど、もし、何か予定があったらどーすんのよ!
10分ほどして、やってきた。
入ってくるなり、バッグの中をごそごそして、 『ねね、あんた、新しいお札、見た?換えたんだけど見る?』
またしても、うんもスンも言わないうちに、封筒を取り出して、『見て見て−。』って・・・
まあ、ミーハーな、義母のこと。わかってはいたけどさ。
それにしても、まあ、ちゃちなこと。 樋口一葉さんの、お札は、まあ、おもちゃみたい・・・・。
これが、いっぱいの人たちの手垢にまみれて、重みもできてくるんでしょうねえ。
まあ、ちょっと大げさに、『おお〜〜!!初めて見ましたよー!うわ〜!!、まあ、ぴかぴかの、まっさらで。んまあ〜!!』
その次にまた何やら、ごそごそ取り出した。 スーパーの袋・・・。何が入ってんの??
『これね、私のへそくり!今度、銀行に行って、新札とかえてきてくれんかね』
何で、私が行かなきゃあなんねーの?ん?
『お父さんには内緒だからね。お願いね。百万円!!』
百万円〜!!
『これが終わったら、また、持って来るけん。』
????いくら持ってんのよー・・・・。
すっげー、しまり屋なんだけど。そこまでとは・・・おもわなかったっす!
デモさ、そんなに貯めてどうすんの?
やだなあ・・・別に、ニヤケテナンカいないわよ・・・
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