「子午線の祀り」鑑賞。
何となく体調が低め安定のところに、予定が立て込んでしまい、お疲れ気味。 家でぐずぐずしていたら、少し遅刻してしまった。
感想は、いや〜長かった…。 って、もちろんこれだけじゃないです。退屈だったという意味でもないし。 (クラシックのコンサートに慣れてるせいなんだろうな。) 「新・明暗」の時も思ったけど、演劇を真剣に見るには結構体力がいるなり〜。
うーん、人間というものの姿がホントによく描かれていると思ったよ。 弱さとか小ささとかそういうところが。でも卑屈な感じもしない。 常に、人間が宇宙というか自然と対比して描かれていたからなのかなぁ? この戯曲はすごい、と思う。(結局、後日戯曲を購入。)
萬斎さんの知盛、素敵だった〜。はまり役だと思われ。 それに、知盛は私が好きになってしまうタイプ、だな。 頭がよくて、冷静に自分の置かれている状況を分析することが出来て、でも弱さも見せる人。 滅びゆく運命というのにも惹かれるけど、 さすがに、こればかりは、実際には巻き込まれたくない感じ。
「萬斎でござる」に出てた知盛役の写真を見てから、 ずーっとあこがれていたんだけど、見られてよかった〜。
そうそう、義経の描かれ方も面白いと思ったんだ。 ここに出てくる義経は、短気で子供っぽい所があってイマイチ好きになれない。 でも、どこか人を惹きつけるところがあるのも分かる。 (惹きつけるというより、巻き込むといった方があってるかなぁ。) 今までこういう義経って見たことない。 アンビバレンツだけど、でもこういうヒトっているよね。なんかリアルな感じ。
その他の人たちも、よかった。 阿波民部とか弁慶とか宗盛とか。リアル、リアル〜。
破軍、玉響、北斗星とくると、まるで佐々木丸美。
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