小豆の日記

2004年12月20日(月) meridian

「子午線の祀り」鑑賞。

何となく体調が低め安定のところに、予定が立て込んでしまい、お疲れ気味。
家でぐずぐずしていたら、少し遅刻してしまった。

感想は、いや〜長かった…。
って、もちろんこれだけじゃないです。退屈だったという意味でもないし。
(クラシックのコンサートに慣れてるせいなんだろうな。)
「新・明暗」の時も思ったけど、演劇を真剣に見るには結構体力がいるなり〜。

うーん、人間というものの姿がホントによく描かれていると思ったよ。
弱さとか小ささとかそういうところが。でも卑屈な感じもしない。
常に、人間が宇宙というか自然と対比して描かれていたからなのかなぁ?
この戯曲はすごい、と思う。(結局、後日戯曲を購入。)

萬斎さんの知盛、素敵だった〜。はまり役だと思われ。
それに、知盛は私が好きになってしまうタイプ、だな。
頭がよくて、冷静に自分の置かれている状況を分析することが出来て、でも弱さも見せる人。
滅びゆく運命というのにも惹かれるけど、
さすがに、こればかりは、実際には巻き込まれたくない感じ。

「萬斎でござる」に出てた知盛役の写真を見てから、
ずーっとあこがれていたんだけど、見られてよかった〜。

そうそう、義経の描かれ方も面白いと思ったんだ。
ここに出てくる義経は、短気で子供っぽい所があってイマイチ好きになれない。
でも、どこか人を惹きつけるところがあるのも分かる。
(惹きつけるというより、巻き込むといった方があってるかなぁ。)
今までこういう義経って見たことない。
アンビバレンツだけど、でもこういうヒトっているよね。なんかリアルな感じ。

その他の人たちも、よかった。
阿波民部とか弁慶とか宗盛とか。リアル、リアル〜。

破軍、玉響、北斗星とくると、まるで佐々木丸美。


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