2005年01月12日(水) |
ももたろうじゃなくて。 |
お風呂に入りながら読む本はいくつか決まっています。 好きな作家といわれれば、あたしが現在最初に出てくるのはポール・オースターと川上弘美と島田雅彦なのだけど、 お風呂は肩がこらず、興奮もせず(ミステリは最後まで読まないと出てこれなくなる、笑)癒し系?ってやつう〜が好きですね。 きれいな文章で、どこから読んでもどこまで読んでも気持ちよく終われるから池澤夏樹がマイベスト。 「マシアス・ギリの失脚」と「すばらしい新世界」最高!なのですが、さっきぱらぱらみてたのは「花を運ぶ妹」。何度か日記でも書いているかな。だて、好きな本なんだもん★ バリで麻薬密売の罪に問われた兄を妹が助けに行く話。 妹が刑務所に兄に会いに行くとき、弁護士さんとか助けてくれる人とか雇った運転手とかといっしょに行くとき、 (桃太郎みたい) と思い、そのあと、 (女なんだから、オズの魔法使いの方が正しいか) と思い直す箇所があって、ちょうど考えていたOZのことがかいてあったのでなんかうれしかったです。 桃太郎=OZとは考えませんでしたが、 OZ=「オズの魔法使い」については、何度も考えてました。 新装版OZ3巻が出る前に、OZはドロシー=フィリシア、ライオン=ムトー、ブリキ=1019と考えてました。あながち間違ってなかったですね。 でも、かかし=ネイトはどうだろう。ネイトが求めるものはかかしとは違うかなあ〜とか腑に落ちなかったんですよ。 これについて、皆さんはどう考えてました? そんなんで、私、今回のOZ3巻で、樹さんの「イーリャ=かかし」で納得しました。 最初はネイトがいなかったのね。かかしの存在はこの時点でなくなったわけです…。 そうして本来のOZの物語からは大きく逸脱……。してくれて ありがとう、樹センセ!こうして(高根)ネイトに会えたわけです。(笑) でも本来考えていたロードムービーというものも見たかったかなとも思う。で、この場合のイーリャは青木君がいいな。保身を選び自己嫌悪に陥るミスト少佐は林さんもねv(夢見がち) あ、桃太郎でいくなら…ねえ〜(いいかげんやめろ)。
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