「残酷な神が支配する」の文庫版が発売されたのを昨年秋から買いはじめ、 さっき9巻10巻ですべて終わりました。
一言では全部をいえないので、 また読み直して感想は書くかもしれないけど。 とりあえず言わせてください。
ハードな話でしたね。 何度もジェルミの、 そして彼につきあい、愛し、振り回され、逃げ腰になるイアンの感情に こちらまで揺さぶられつつ本を読むことがやめられなかったです。 毎月、次の巻がでるのが楽しみで仕方なかった。 最近最新刊の漫画を待つなんて、ハガレンとのだめとハチクロくらいしかない。(結構あるわね、苦笑)
結局、 罪は抱えて生きてゆくしかないんですね。 罪悪感と死んだものへの愛と憎しみの割り切れない思いを、 一度にすべてを忘れることは決してできないだろうけど、 それでも、 少しずつ時が過ぎてゆけば、 ジェルミは自分の人生を歩んでいくんだろうと思う。 そして12月には、 彼らはやはり水の中に戻り、深く遭難し、 そこから再生し、やがて日常に戻っていくんだろう。 でも二人がそれをどこかで待ち望んでいる…。 そんな苦さは幸せをどこかに含んでいる気がしてならない結末のしなやかさは神へささげる曲をきいている気にもなるほど神聖にみえました。
9年こんなに緊張感のある話を萩尾先生は連載してらしたなんて、 すごい集中チカラですね。 なんかもう、ほんと好きだわ。萩尾先生。
今日は火曜日なので本当は近くのビデオ屋さんのレンタルビデオが半額なので『オスカーワイルド』を借りる予定でしたが、 漫画を買ったら、荷物が重くて(…文庫本2冊で)やめて正解。 物語のチカラに打ちのめされて、 ビデオを見る気にはなれなかったですね。 それにしても『偉人伝記』のところにあるこのビデオって何? まあエルウッド?も偉人伝記においてあったし、いいのか? いいのか…? ちなみに隣においてあった偉人さんは『女盗賊プーラン』でした。(爆) こうなったら誰かウイリアム・アイリッシュかなんかの伝記も作っていただいて、偉人伝記の棚において欲しいです!(彼、昔書いた小説を年取った後にまた新しく書いたふりして出版社に売ってみたりとか、おかしなこといろいろしてましたよね…) そして「オスカーワイルド」はパッケージの裏返すとジャンルに『ゲ○ムービー』って書いてありました!! ○イムービーだったの?これ…。 思わず凝視して棚に戻してもう一度見直しました。 !見間違いじゃ、ありませんでしたyo! 来週の火曜日に借りるのが楽しみでなりませんね。
はっ! なんか、今日の日記、同○愛ものの話ばっかだ。 ぐ、偶然ですよ!(滝汗)信じてくれ!(なにを?笑)
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